「R-1ぐらんぷり2015年」のファイナリストのピン芸人・厚切りジェイソンさんは外国人の視点から見た漢字ネタでただ今ブレイク中!自身のTwitter(@atsugirijason) や、トークアプリ755のトークにおいて、就活生や社会人の悩み、人生相談に対してクールかつ的確なアドバイスを行い、テンションMAXのネタとのギャップが素晴らしい!とネットユーザーから評判を呼んでいます。厳しく、真面目で実直な回答はどこからくるのでしょうか?厚切りジェイソンさん自身のモットーや人生の指標、第一線で働く企業人だからこそできる具体的なアドバイスもご紹介します。
大人になっても好きなことをやり続けたいという思いは何ら変わっていませんが、実はかなりの飽き性なんです。何か一つのことに取り組んでいると途中ですぐに飽きてしまうので、2つ以上のことに同時に取り組む方が自分のテンションを高く保ちながら集中力を持続できるようです。一般的には、一つずつやった方が最大のパフォーマンスを発揮できるのではと思われがちですが、一つだと退屈し始めた頃にどうしてもムダな時間が生まれてしまいます。そこで、その空いた時間を活かして、もう一つ別のやりたいことをするようにしたところ、好きなことに対する集中力もアップして時間を上手く使えるようになりました。
それ以来ずっと、2つ以上のやりたいこと、やるべきことを同時進行しています。今は会社とお笑い、その前は会社とビジネススクール、会社と修士号を取る学生……。2足のわらじを履いてバランス良く時間を使うことは、いい意味でのマイペースなのかもしれませんね。
「失敗してもなんとかなる。だから、いろんなことに取り組もう」が僕のモットー。結果を考えて行動するのではなく、自分が成長するため、自分の能力を伸ばすために「今、何をすべきか」を考えて行動に移す方が大切だと思っています。
日本では「失敗をしたら人生が終わる」なんてよく言いますが、アメリカだと失敗するのは当たり前みたいなところがあります。失敗を分析して成功に変える方向へと前向きに進んでいくことが大事。発明王エジソンは電球を発明するまで2万回くらい失敗したけど、なぜそうなったかを考えて微調整を繰り返して検証し、それをヒントに電球が光る方法を発見したのです。
このように「上手くいかなかったのはなぜか?」という理由をポジティブに考えることが成功の秘訣。それは日頃の勉強においても同じこと。何のために勉強しているかという理由をつねに考え、集中して学んだ方がぐんと伸びるはずです。そう、すべては「自分で考える」ということにつながっています。
僕自身もじっくりと考え、とりあえず幅広くいろんな人と話して、いろんな所に行って、いろんなことを経験してみようと思っています。人生もお笑いも、そのチャレンジはまだ始まったばかりですから。
仕事の合間を縫ってちょっとした移動中などに、自分の思ったままをTwitterなどで楽しく気軽につぶやいています。10分くらい電車に乗っている間にも1~2件返信できますから。車内でボーッとする時間もムダにしたくないですね。
いつごろから人生相談になったのかはハッキリと覚えていませんが、最初にTV出演した頃に「もうダメだぁ〜!!死ぬぅ〜!」みたいな少しふざけた内容がたくさん届き、それに対して真面目に回答して返信したら、本当に悩んでる人からのツイートが多くなってきました。それがまた広がってフォロワー数やツイートがどんどん増えていったのだと思います。皆さんの予想に反し、ちゃんと回答してくれるんだと感じてもらえたのでしょう。それにしてもスゴイ反響に正直驚いています。そのぶん、漢字だけでなく言葉の使い方にも注意を払うようになりました。
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