企業、官公庁の人材育成ご担当者様へ
株式会社ヨコオデイリーフーズ
<情報を受け取り伝達する力を高めるために>
管理事業本部 課長 佐藤直昭 様、主任 佐藤俊介 様、柴山敦樹 様
【こんにゃく文化とおいしさを伝え、健康を支える食品メーカー】
当社は、経営理念である「こんにゃくを通して、人々のおいしいから始まる、美しく健康的な体と幸せな心の創造に貢献します。」のもとに、100年後の日本でも「こんにゃく」が食卓にのぼるように、今の生活者の志向に合わせた商品づくりを目指し、多種多様な商品開発を行っています。高価格帯から普及価格帯まで幅広い商品ランナップを揃え、現在約400種の商品を取り扱っています。また、こんにゃくの美味しさと文化を多くの方にお伝えするために、本社敷地内で「こんにゃくパーク」を運営しています。「こんにゃくパーク」のコンセプトである「たてヨコオいしい!」には、“こんにゃくは、タテ、ヨコ、丸、三角など様々な形や料理にしても美味しいということをヨコオデイリーフーズがつなぐ”という思いが込められています。無料で楽しめる工場見学やバイキングが好評いただいており、旅行口コミサイトの「トリップアドバイザー」発表の「行ってよかった!工場見学&社会科見学ランキング2015」の上位20施設として表彰されるなど、注目を集めています。
簡便調理が可能な食品が求められる現代、当社は開封しタレをかけるだけでお召し上がり頂ける即食商品を提供しています。また、定番の板こんにゃく、糸こんにゃく、さしみこんにゃくはもちろんのこと、こんにゃくラーメン等のこんにゃく麺やこんにゃくスイーツなど多種多様な商品展開により、こんにゃくの需要拡大へ取り組んできました。食文化を創造するパートナーとして、お客様の視点に立った企業活動を続けています。
【経営理念に共感し、自発的に行動する人材】
当社は、こんにゃくの生産量が日本一である群馬県にあります。群馬県の人々は、「地元の群馬で地域貢献をしたい」と考える人が多く、当社に就職を志望する人々も地元出身の方がほとんどです。当社は、この「地元に貢献したい」という思いに加え、「経営理念に共感し、自発的に行動できる人」に入社いただきたいと考えています。こんにゃくを広めるためには、こんにゃくの新しい魅力を発掘し伝えていかなければなりません。「100年後もこんにゃくを食卓に提供する」という理念の実現に向けて、自分起点で考えて行動し“変化”を生み出せる人を求めています。
【情報を受け取り伝達する力を高めるために「文章検」を活用】
当社には、製造、生産管理、品質管理、販売、営業、事務等、様々な職種があり、どの職種であっても情報を受け取り伝達する力が求められます。全社員に義務づけられている日報作成をはじめ、社内外へのメール作成やクレーム処理といったあらゆる業務は、情報を受け取り伝達する力がベースとなります。また、「こんにゃくパーク」には年間約100万人の方にご来場いただいており、お客様へのサービス向上のために、全社員が高い接遇意識を持つことも必要です。
あらゆる業務に役立つ、情報を受け取り伝達する力を高めるために、まずは、新入社員と若手社員に対して『文章力ステップ』の学習と「文章検」4級受検の機会を設けました。しかし、実施後にアンケートをとったところ、この取り組みは“業務に役立つ”と考える社員もいれば、逆に、“業務に役立たない”という考えの社員もおり、この取り組みに対する捉え方が社員によって異なることが判明しました。今後は、“どの職種であっても情報を受け取り伝達する力が必要”ということをまず社員に理解してもらい、この取り組みに対する捉え方を変えていくことが必要です。ゆくゆくは指導側である管理職にも学習、テストの機会をつくりたいと考えています。
【中高生・大学生の皆さんへ】
働きがいを感じられない社会人が、昔に比べて増えているように思います。働きがいは、仕事の質が高いほど感じられるものだと考えています。仕事の質を向上させるためには、何かを学ぶことが必要です。そして何かを学ぶきっかけとなるのは、好奇心を持って色々なことを知ることだと考えます。
みなさんに働きがいを感じられる社会人になってほしいので、ぜひ色々な経験をして、多くのことを学んでほしいと思います。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。