企業、官公庁の人材育成ご担当者様へ
株式会社リディアス
お客様の信頼獲得に必要なコミュニケーション力を育成する
取締役事業運営本部 部長 鈴木邦雄 様 / 業務部 業務課 主任 兼 人財育成プロジェクトチーム 安藤有希 様
当社について
当社は、「三意一聯(真意、誠意、創意、聯)」という経営理念のもと、マンションの原状回復工事やリフォームを主力とした事業を行っている会社です。対応の速さ、価格、出来栄え基準を設け、デザイン要素をも重視したリフォームにご共感いただき、法人のお客様から多数の引き合いをいただいています。
「リディアスは他の業者と違い、細かい部分までこだわる」とお客様に感じていただくことで信頼を得、企業ブランドを形作っています。原状回復工事は管理会社のオーダーどおりに行うことが一般的ですが、当社独自の視点に基づく現地調査で、管理会社では見つけられない細かい改修箇所を発見し、提案を行うことが当社の強みです。
当社の求める人財
当社は、2018年で創業10年目となります。これを機に、新卒の募集を初めて行うことになりました。大企業と異なり、当社はいわゆる“出来上がった企業”ではありません。そのため、「もっと会社を大きくしたい」「こんな大きなことを成し遂げたい」といった向上心に溢れ、新たな道を切り拓いていく人財を採用し、共に歩んでいきたいと考えます。
また、20代の若手社員には、「素直さ」と「好奇心」を求めます。上司からのアドバイス、外部からの情報、挑戦と失敗、これらから学びを得るには、まず素直さが必要です。また、物事に興味を持つことは主体性のある行動につながります。特に、営業の場面では、お客様に興味を持ち、どうしたらそのお客様に喜んでいただけるのかを考えて提案することが大切です。
一方、管理職には、「謙虚さ」と「伝える力」を求めています。管理職という肩書きがあるため、一般社員に比べお客様からの期待は大きく、その肩書きに見合った立ち振る舞いをしなくてはなりません。そのためには、常に驕らず謙虚さを持ち、自己を磨いてスキルアップしていく必要があります。また、相手に誤解を与えないことはもちろん、適確に自分の考えや情報を伝える力を身につけ、周囲から信頼を集める人物になってほしいと考えます。
当社におけるコミュニケーション力・文章力の重要性
リフォームやリノベーションでは、管理会社のオーダー以上に、当社の出来栄え基準に則り、細かい部分の改修箇所を発見し、改修の必要性を伝え、納得していただくことが重要です。当社の社員は20~30代が多くを占めているのに対し、業務で接する管理会社や現場の職人の方々はベテランが多く、社員とは大きな世代差があります。社会人歴や世代が大きく異なる方々に納得していただくには、相手の世代や立場に合わせたコミュニケーション力が必須です。
世代差がある場合だけではなく、どのようなシーンでもコミュニケーションには相手を意識することが肝要です。例えば、相手の表情や反応の見えないメールなどでは、対面での会話以上に相手の受け取り方を考慮し、表現に気を配る必要があります。また、社内で報告を行うような場面では、相手にわかりやすくストレスを与えないよう注意が必要です。重要なポイントを抽出し、簡潔に自分の意見を伝えることが求められます。
文章検の導入背景、活用方法
当社は、お客様からの信頼を得るために、身だしなみや態度といった品位品格を大切にしています。そして、その中には文章力も含まれていると考えています。リディアスのブランド力の維持・発展には、品位品格の一つである文章力の基準作りが必要でした。
今回、全社員に対して、品位品格の一つである文章力向上を目的に、文章検を導入しました。適切かつ簡潔にコミュニケーションがとれる文章力の基準として文章検3級をおき、当面は基礎部分を固めるため全員で4級合格を目指しています。
初回は、検定に向けた学習をせずに文章検4級を受検します。社員それぞれが自身の現状の文章力に向き合うことで、気づきを得て自発的な学習のきっかけにするためです。その後1ヶ月間、公式テキストで学習を進めたうえで、再度文章検4級を受検します。
これから社会に羽ばたいていく中高生・大学生へ
興味や好奇心を持って色々な経験をしてください。こうした経験によって、自分の好きなこと、得意不得意が分かるようになります。また、その経験が人と関わるものならば、人との接し方といったコミュニケーションの方法も学ぶことができます。
そして、何事にも一生懸命に取り組んでください。どんな小さなことでも一生懸命にすることで、今後の人生において必ずプラスになることが得られるはずです。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。