公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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今、あなたに贈りたい漢字コンテスト

総評

今回の募集に当たっては、これまでとは違った方法をとりました。そのひとつが部門を年代別ではなく、贈る相手別にしたことであり、もうひとつは「ペア応募」という新たなジャンルをつくったことです。いささか手前味噌になりますが、その狙いはずばり的中したように思います。たとえば「ペア応募」は、一方的に贈るのではなく、双方向にすることで漢字を仲立ちにした「広場」をつくりたいと思ったのですが、応募作品はいずれも相手に対する思いやり、優しさに満ちたものばかりでした。このコンテストを始めようとした私たちの一番の思いは、自分にとって大切な漢字一文字を通してお互いに慈しみの心を確認することにあったのですが、みなさんも同じような気持ちで応募していただいていることがわかってとてもうれしく思いました。そして今年も素敵な作品ぞろいで、審査が大変だったことをお伝えしたいと思います。

受賞者コメント

絆大賞

家族部門

西銘 梅花 さん(千葉県・県立袖ケ浦特別支援学校 6年生)

受賞したと知ったとき、とてもうれしかったです。
なぜ「双」という字にしたかというと、私は妹の桜良と双子に生まれてきました。桜良とは、いつも一緒で、私が困っているときにすぐ来てくれたり、リハビリのときに体をささえてくれたりします。また、一緒にいると、すごく楽しくて桜良と双子に生まれてきて本当に幸せだなぁと思ったので、双子の「双」という文字を選びました。そして感謝の気持ちを込めて、桜良に送りました。
桜良に受賞したことを伝えると、とても喜んでくれたので、恩返しができて、よかったと思いました。
けんかもたくさんするけれど、これからもなかよしで楽しい双子でいたいです。

夫婦・恋人部門

鈴木 華奈 さん(秋田県・製造業事務)

大型機械が発する轟音の中、機械と図面を交互に睨み、最後に手の感覚で仕上げていく姿は私にとって未知の世界でした。材料となる金属の塊がひとつの製品になるまでの段取りは神経を使いますし、どれだけの汗を流しているのか計り知れません。
コンテストへ応募するにあたり主人に贈る漢字を考えた時、仕事をしている様子が真っ先に思い浮かびました。
改めて読み返しますと恥ずかしさでいっぱいですが、この受賞で夫婦の絆がまた深まったような気がします。ありがとうございました。

友人・恩人部門

山口 潤 さん(埼玉県・会社員)

漢字とは、不思議なものだと思います。身の回りにありふれる文字たちの中から、一文字だけを抜き出して目の前に据えてみると、そこからさまざまな物語や背景が浮かび上がります。私にとって、「骨」という文字はとりわけ、色鮮やかな情景を思い起こしてくれる漢字でした。これから生きていく中で、きっとまた、あたらしい一文字の漢字が、さまざまな意味をはらんで、人生を豊かにしてくれるのだろうと思います。漢字一文字が、私の未来の中で意味になり、価値になり、記憶になり… この度の受賞では、そういった事を想像させていただくとても素敵な機会になりました。

自分部門

ワニータ・ソフィア・アンジェロ・ペラエス さん
(大阪府・大阪市立西中学校 1年生)

はじめに、私にこの賞をいただきほんとうにありがとうございます。私が賞をいただくことをしったときに、すごくびっくりし、心から嬉しく感じました。この賞をいただくまでは、うまくいかなかったことがたくさんあり不幸だったこともありましたがそれでも友達や家族に支えられ、きっと神様は、人生を公平に見てくれたのだと思いました。
だから、私に努力ができるための力をあたえて「壊れる」の作文ができたと思います。これからもうまくいかないことがあっても不幸なことがあったとしても明るく前向きで努力をしつづけたいと思います。

日本漢字能力検定協会賞

家族部門

田桐 勲 さん(愛知県)

この度、後期高齢者の愚作に身に余る光栄を賜わり深く感謝申し上げます。
近年、人間関係の稀薄化が叫ばれて久しく、その延長線上に、社会の平和と安穏を脅かしかねない事件や事故が頻発しています。
その一因に、人の心を伝える手書きの文字や言葉が蔑ろにされ、簡易さと利便性を重視したIT社会の台頭を見逃すことはできません。
手書きの文字には豊かな個性と心の思いが端的に表れています。貴協会の活動により漢字への関心が高まり健全な社会の構築に寄与されることを心から願っています。

夫婦・恋人部門

池田 晋作 さん(長崎県・会社員)

坦々と毎日が進んでいるようで
慣れという言葉で表現してしまえば
それまで、何かないと分からない出来事
あたり前に続く日常の音、 ある時、聞こえないと何だか淋しい事に気付く
雑音と言ってしまえばそれだけだけど
家族にとって、不可欠な音、心地良い音、キズナの音、その事に気付く機会が、あると言う事に感謝します。
ただ、私の頭に音という漢字から浮かんだ事を思いのままに表現した言葉に共感してもらえて、とてもうれしいです。
意識して生活していかないと、置きざりにしてしまいそうな"音"、キーワードを考えながら楽しくすごしましょう。
そうすると次々と肌に心に感じると思います。このように機会を作ってもらって、よかったです。
みなさんも日常生活に耳を澄まして、沢山の音というエナジードリンクをもらって
元気いっぱいになりましょう。

友人・恩人部門

小堀 知恵 さん(神奈川県・会社員)

受賞の連絡を受け、非常におどろきました。
ありがとうございます。
親友はその後、私の男友達の中でも一番思い出深い友達と結婚し、気をきかせた男友達が会う機会を設けてくれて、一緒にお酒を飲むことができました。
既に別々の人生を歩んで長い時間が経ってしまったので、昔のようにとはドラマのようにいきませんが、新しい何かがまた開けたと思います。そして、この受賞をきっかけに思いが伝わるといいなと思っております。

自分部門

伊藤 大貴 さん(愛知県・津島市立南小学校 6年生(読書・作文「言葉の泉」))

ぼくは、母からこの受賞を聞いた時、まさかと思いました。なぜなら僕は、漢字が大の苦手だったからです。しかし、僕の通っている読書と作文講座では、年に2回漢検を受けることになっています。それで、初めは仕方なく受けていましたが、先生から僕の大好きな電車を中心に本のアドバイスをもらい、漢検も勉強していくうちに、だんだんねばり強くがんばれるようになりました。今回の応ぼも「大貴君はやっぱり電車関係でしょ」と勧めてもらったのでやる気になりました。小さいころから電車であちこち連れて行ってくれた祖母やいつも僕を心配して協力してくれる両親がこの入賞を大喜びしてくれたのでうれしいです。ありがとうございました。

審査員特別賞

家族部門

谷内 颯志朗 さん(神奈川県・森村学園初等部 2年生)

僕がこのコンテストを知って、すぐに思いついた漢字が「気」でした。僕は学校に行く前、すぐに不安になったり、緊張でお腹が痛くなったりします。そんな僕にお母さんは「痛いままでいいんだよ。そのままのあなたでいいんだよ。」と言ってくれます。お母さんが僕にくれるいっぱいの気もちを僕もいっぱい返したいです。これからはお母さんをうれしい「気」でいっぱいにしてあげたいです。
今回はすてきな賞をいただいて本当にうれしいです。ありがとうございました。

池上 あさひ さん(東京都・調布市立滝坂小学校 1年生)

しょうをもらえるなんて、はじめてで、はずかしいけれどうれしいです。ありがとうございます。
おうぼしたときは、「止」と、いうかん字しかしらなかったのですぐにおもいつきました。ふた子のおにいちゃんが小さいころ、いつもはしってばかりで止まらなかったのをよくおぼえています。もうすぐ中学生になるおにいちゃんは、もう止まるようになったし、いろんなことを上手にやります。だから、いまのおにいちゃんには、上手の「上」をおくりたいです。上手の「上」は、「止」の小さいたてぼうをなくすと上になる、だから・・・かん字っておもしろいです。わたしはこれからもかん字をおぼえていきます。

山森 柚佳 さん(愛知県・県立緑丘商業高等学校 3年生)

この度、審査員特別賞を受賞することができ大変嬉しく思います。ありがとうございます。漢字を誰に贈ろうかと考えた時、大好きな家族に贈ろうと私は思いました。「匂」という漢字を選んだのは、同じ家に暮らし、洗剤の匂いも同じはずなのに、家族一人一人違ってみんないい匂いがするからです。みなさんは自分の匂いがわかりますか。私は自分の匂いがわかりません。とても気になっています。いつか私も周りの人を安心させられるような「匂い」になり、帰ると落ち着くと思われる家を作りたいです。

夫婦・恋人部門

谷本 良裕 さん(徳島県・教員)

第1回の本コンテストに「命」で佳作入選させていただきました。闘病中の妻に贈った一文字でした。『あなたの「命」と伴走させてください。どうか私より長命であってください。』とメッセージに綴りました。この願いは叶いませんでした。昨夏、妻は永眠いたしました。
今、仏壇の前でとりとめもない話を妻に長々語りかける日々です。
「あなた、本当はおしゃべりなのね。そういう調子で話してくれたら良かったのよ。」あちらで妻が愚痴っていると思います。
一度、街角の投句箱に川柳を投句したら小さな賞をいただいたことがあります。妻は我が事のように喜んでくれました。本受賞もあちらで祝福してくれていると思います。
本当にありがとうございました。
仏壇の前で反省することで妻と繋がっています。これからも話しかけ続けます。

鈴木 知英子 さん(奈良県)

この度、思いがけずも審査員特別賞を受賞できましたのは、私達夫婦の長い人生の道のりへのご褒美に思えてなりません。
漢字が好きな夫でした。薄暗い裸電球の下で「今日は“さんずい”の漢字を」「今夜は“しんにょう”の漢字を」と競い合いました。
「今あなたに贈りたい漢字コンテスト」を知ったとき、「あなたへの最後の贈り物」と思って応募しました。応募して良かった。受賞できて良かった。あなたにもきっとこの歓びが届いているでしょう。
書いては振り返り、消しては勇気を振り絞り、涙で書いた「道」の一字を、3月13日、一周忌の遺影に手向けます。
有り難うございました。

吉原 かなえ さん(広島県・パート)

この度は、審査員特別賞というすてきな賞を頂きまして、ありがとうございます。漢字検定を調べる際に、たまたま見つけた今回のコンテストでこのような賞を頂き、とても驚いているとともに、嬉しい気持ちでいっぱいです。
「今、あなたに贈りたい漢字」として、一番身近な主人を思い浮かべたときに、パッと思い浮かんだのが今回の漢字の「瞬」でした。お付き合いから結婚、現在に至るまで少し駆け足だったため、忙しい毎日でしたが、ひとつひとつに幸せを感じ、何事も二人で存分に楽しみながら出来た事を、本当に感謝しています。
この賞を頂いた事で、この気持ちを、さらにすてきな思い出として残す事が出来ました。
本当にありがとうございました。

友人・恩人部門

笹原 瑠姫 さん(神奈川県・横浜市立南が丘中学校 1年生)

この度は、数多くの応募作品の中で「審査員特別賞」を頂き、大変嬉しく思っております。さらに周りの方にも喜んでもらうことができ、私には勿体無いくらいです。
今まで私の「隣」には様々な個性を持った友達がいました。その中には今でも一緒にいてくれている人や、小学校の卒業と共に疎遠になってしまった人もいます。私はそんなたくさんの人に刺激を受けながら、こうして生きているのだと思うと、審査員の方から頂いたコメントの様に人間の「縁」とは素晴らしいものだと感じます。
これからも私は「隣」の人から学び、蓄え、それをまた次の「隣」にいる人へ、伝えていけるように歩んでいこうと思います。

下田 千花 さん(福岡県・麻生学園小学校 1年生)

先生から「千花さんがかいたかん字が賞をとりましたよ。」と聞いて、私はとてもびっくりしました。パパもママも、おじいちゃんもおばあちゃんも、いとこのみんなもびっくりしていました。
どうしてこのかん字をえらんだかというと、私は計算を速くとくことが苦手なので、おなじクラスのさきさんに少しでもおいつけたらいいなあと思ったからです。
私も火のように練習を重ねて、少しずつタイムがちぢまるようにがんばります。
私のかん字をえらんでくれて、本当にありがとうございました。

佐々木 幹雄 さん(東京都・会社役員)

手紙は面倒だ。
まず便箋と封筒を用意しなければならない。便箋にはペンで書くから、レイアウトも考慮しつつ、あらかじめ文章を考えておかないと何度も書き直すことになる。あて名を書くためには相手の住所のメモが必要で、封筒もしばしば書き損じる。おまけに切手を貼ってポストに出しに行くが、枚数が増えて料金がわからないと郵便局に行かなければならない。これだけ苦労して、着くのは翌日以降。電子メールならすぐ着くし、モノの準備もない。
でも、手紙は温かさを運ぶことができる。
ポストに投函する時、郵便受けに届いた時、手紙はコトンと音がする。そして、もう一回、コトンと音を立てて心に滴(したた)っていく。
手紙は素敵だ。

自分部門

廣井 直美 さん(神奈川県・自営業)

この度は自分部門・審査員特別賞をいただき有難うございます。本当は五十年前に亡くなった母を偲んで作った漢字を贈りたかったのですが、そちらは没作品となってしまいました。次回もう一度挑戦したいと思っています。

ジョンソン 美生 さん(高知県・自営業)

私は普段英語を教えています。この作品は、自分の教えている生徒達がスマホを使用している様子からインスピレーションを得ました。生徒達を観察していると、時に彼らはスマホを大切にしすぎている。いやむしろ、依存しているのではないだろうか?と考えることが多くなりました。そこで、生徒達を注意する前に「まずは自分はどうだろうか?」と、自分とスマホの関係に目をむけるようになりました。そしてこの作品を書かせていただきました。
「人の振り見て我振り直せ」をこれからも実践し、日々精進していきたいと思っています。この度は私のつたない作品を「審査員特別賞」に選んでいただき、本当に嬉しく思っています。ありがとうございました。

藤井 しょう子 さん(神奈川県・主婦)

今回、このような素敵な賞を頂いて、嬉しく思っています。
まさか入賞するとは思っていなかったので、とても驚きました。

作品を応募した頃は、育児の不安で寝不足になったり、自分の時間も取れず、
想像していた通りにはいきませんでした。

しかし、今では夫や周りのサポートのおかげで、とても楽しい生活を送っております。
子育ての悩みは尽きないし、自分の時間も少なくなります。しかし、子供はそれ以上の
ものを与えてくれます。
この半年でハイハイが出来るようになり、つかまり立ちもするようになりました。
ごはんを食べて笑ってくれると幸せな気持ちになります。
『子供が親にしてくれる』という意味が解りました。私たち家族は日々成長しております。

素晴らしい賞を頂き、またひとつ励みになりました。感謝しております。ありがとうございました。
家族にも周りの方々にも、感謝の気持ちを忘れずに、和やかな心で接していきたいと思います。

ペア応募特別賞

家族部門

西山 直美 さん(京都府・主婦)

この度は、息子と共に素晴らしい賞をいただけて、大変うれしく思います。贈りたい漢字を一文字選ぶということは、伝えたい思いを精選し、自分の心と向き合うことでした。期限ぎりぎりまで思案しながら、ようやく納得したのは、「輝」という漢字。それが、息子自身を表現し、息子の未来や夫と私の願いをも表す言葉だったからです。
息子よ、あなたの何事も一生けんめい頑張る姿は素晴らしい。お母さんは、そんなキラッキラに輝くあなたのおかげで、毎日ワクワクしっぱなしです。ありがとう。これからも、笑ったり怒ったりしながら(できるだけ鬼!?は引っ込めます)あなたと、あなたの輝ける未来を信じて、応援していきます。

西山 和治郎 さん(京都府・ノートルダム学院小学校 4年生)

今回、おうぼしたきっかけは、国語の先生からもらった一枚の用紙だった。ぼくは、文章を書くのが好きなので、お母さんをさそって挑戦してみることにした。でも、いざ書くとなると、すぐには思いつかない。そこで、ぼくは、となりでウンウンうなりながら書いているお母さんの顔を見た。おもしろかった。そして、水そうにうつった自分の顔を見た。「うわっ、そっくり。」そう思ったしゅん間、ぼくの頭の中に「鏡」という文字が落ちてきた。この挑戦がなければ考えもしなかった「鏡」という文字。だけど、これ以上に、ぼくとお母さんをうまく表した言葉は見つからない。ぼくのお母さんは川の中もザバザバ入るパワフルお母さん。だから、「鏡」のぼくもお母さんのようにパワフル和治郎でがんばるよ。お母さん、これからもおうえんよろしく。そして、いつもありがとう。

本多 永和さん(埼玉県・星野学園小学校 2年生)

わたしは、「ペア応募特別賞」がもらえて、はじめはびっくりしたけれど、今はとてもうれしいです。
人生の中で一番うれしい賞です。
お母さんといっしょに、わたしの気持ちに合うかん字はどれかなぁと、一生けんめいかんがえて書きました。
かん字のべんきょうは大へんだけど、なり立ちを知ると、かん字がおぼえやすくなって楽しいので、3年生になってもがんばろうと思います。

本多 幸恵 さん(埼玉県・主婦)

娘と私の作品を、このような素敵な賞に選んで頂き、驚きと喜びでいっぱいです。
関係者の皆様、そして、日頃娘を指導して下さっている学校の先生方に感謝を申し上げます。
また、橋本先生からお言葉も頂戴し、勝手ながら、日頃育児を頑張っているご褒美を頂けたような、そんな気持ちでおります。
私は、というよりわが家は、娘の優しさに救われることが多く、「優」はすぐに思いつきました。これからも、娘には「優しさ」で返していきたいと思っています。

夫婦・恋人部門

鈴木 哲也 さん(埼玉県・自営業)

このたびは、「今あなたに贈りたい漢字コンテスト」夫婦・恋人部門 ペア応募特別賞に選出下さいまして、誠にありがとうございます。
母が、国語教師であったためか、幼いころから漢字には親しんでいました。我が家では、一家全員が、同日に漢字検定を受けていたほどです。
妻に送った「謝」は、「感謝」より「謝る」といった意味だったのかもしれません。漢字は、とても素敵です。
受賞をきっかけに、還暦で事業再興への思いを強くいたしました。まだまだ人生半ば、チャレンジャー精神をもって、楽しみたいと思っています。ご選定いただき、誠にありがとうございました。

鈴木 とくえ さん(埼玉県・主婦)

このたびは、夫ともども、このような栄えある賞に選出いただき、誠にありがとうございました。
私が、主人に贈った「従」は、「仕方なく従う」ではなく、これからも「追従」していきますよ!という応援メッセージでした。
昨年夏に初孫も生まれ、これからは、悠々自適・・・そんな生活を望んでいなかったといえば、少なからず後悔もありました。でも、今年は「珊瑚婚式」。人生は一度きりですので、大いに苦労を二人で楽しんでいこうと思っています。
今晩、受賞のお祝いに、夫婦で美味しいものでも食べて・・・と思っていますが、たぶん主人は「謝」ぶしゃぶ。私は、うな「従」を主張するのでしょうかね?
本日はありがとうございました。

野村 俊夫 さん(東京都・自営業)

今日もいつもの麺を作り、2人で食べました。
麺が伸びたり、焦げたり、くっついたりしても、妻はニコニコ笑って全部食べてくれます。
冷たいきしめんに、具沢山の汁はスライスした胡瓜とワサビを加えるのが、最近のお気に入りです。

野村 千恵 さん(東京都・主婦)

「少しでいいから、一緒に食べようよ」
仕事を中断して夫が作るお昼の麺は、いつのまにか私を少しづつ元気にしていました。
若い頃の私達では多分わからなかった普通で温かい、かけがえない時間が今ここにあることが、とても嬉しいです。

友人・恩人部門

田中 輝 さん(佐賀県・県立唐津特別支援学校 高等部2年生)

この度、受賞させていただいて大変嬉しく思います。私が友達からもらったこの「粘」という漢字、この漢字に込められた思いは、まさにそのままでした。
ふと思い出してみると私は、以前、粘り強くはありませんでした。何事もすぐに諦めては「こうしておけばよかった、自分の言いたいことをいえばよかった。」そんな後悔を繰り返していました。
しかし、今はこの漢字のおかげで少し自分の心が強くなりました。
私はこの漢字があるがままの今の自分を作ってくれました。
自分を変えてくれた友達に感謝しています。そしてコンテストを企画した方々にも感謝しています。

脇山 陸久 さん(佐賀県・県立唐津特別支援学校 高等部2年生)

今回から新しくつくられた「ペア応募」で特別賞を受賞することができ、とても嬉しかったです。
友達は、自分が贈った「粘」の漢字のおかげでメンタルが強くなったと言っています。それを聞いて気持ちを伝えて良かった、相手に自分の思いを「吐」いて良かったと思いました。ゴルゴ松本さんからいただいたコメントにあるお互いを分かり合える「友」になれるよう、切磋琢磨していきたいと思います。
普段伝えきれなかったことを伝え合える良い機会になりました。ありがとうございました。

※ 受賞者の都道府県、学校名、学年、職業は応募当時のものです。

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