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企業・教育機関
奨励金制度でBJT J1レベル到達を促しています
現代中国学部 准教授
本学は東亜同文書院という上海に設置された日本初の海外高等教育機関を前身とし、世界に開かれた風土の下、国際的教養と視野をもった人材の育成に取り組んできました。現在では、世界各国から400名以上の留学生を受け入れています。
また、例年95%前後の高い就職決定率を可能にしている充実した就職指導も本学の特徴です。留学生の就職支援もその例外ではなく、国内企業もしくは中国日系企業でのインターンシップと事前研修の履修を奨励しています。留学生は事前研修とインターンシップを通じて大きく成長し、日本人とのコミュニケーションにも自信を持つようになります。
卒業後に就職を希望する留学生にはこのような機会を十分に活かすためにも、また、その後の就職活動を有利に進めるためにも、大学3年生の秋までにBJTのJ1レベルを取得して欲しいと考えています。日本企業の多くは会議などの社内コミュニケーションを全て日本語で行うため、社会で活躍するためにはJ1レベルの日本語能力が必須だと認識しています。
より多くの学生にBJT J1レベルに到達してもらうため、J1レベルに惜しくも届かなかった学生に対して奨励金を支給し、再受験を促す制度を設けています。今一歩のところで残念な結果になってしまった学生にも、学習が結果に繋がるという手ごたえを感じてもらい、さらなる向学心を喚起する狙いです。
本学の留学生の多くは愛知県を中心に中部地域の企業に就職します。本学で身につけた国際的な知識と経験をさらに発展させて、地域から国際社会に貢献できる人材になって欲しいと考えています。このような卒業生の活躍が留学生に強い愛知大学というブランドを生み出します。さらに留学生に求められる大学になるためにも、今後ますます留学生支援に力を入れる予定です。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。