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受験者
ビジネス日本語を母国で活躍する強みに
プロジェクトマネジメント課 マネージャー
BJT J1レベル取得BJT J1レベル取得
BJT受験をきっかけに身に付けた語彙が自信につながる
中国の大学で学んでいる時に知り合った日本人学生との出会いがきっかけで、日本に興味を持ち、「日本のビジネスや発展の速さの理由を学んでみたい」と思うようになりました。そのため、日本の大学に進学し、マーケティングを専攻しました。
卒業後に、アジアでコールセンターを中心としたアウトソーシング業を展開している現在の勤め先に入社しましたが、それは中国市場で自分の強みを活かそうと考えたからです。入社後2年間、東京コールセンターのスーパーバイザーを務め、もともと入社前からビジネス日本語を学びたいと思ってはいましたが、その必要性をさらに強く感じました。業務の中で社外の方と会話をする際には、敬語などより正しい言い回しが求められるからです。ちょうど良いタイミングで会社からもBJTを受験するように指示があり、機会を活かして勉強することにしました。
BJT受験をきっかけにビジネス日本語を勉強した結果、ビジネス日本語のみならず、日常会話でのヒアリング能力が格段に向上したと感じます。BJTはビジネス用語の出題を中心としているため、勉強を通じて今まで知らなかった言葉や専門用語、「これは難しいな」と習得に抵抗のあった言葉などを覚え、語彙が増えたためだと思います。受験後、苦手だったビジネス文書作成も問題なくこなせるようになるなど、自分の日本語に自信がつきました。
日本で学んだマネジメントの知識を中国で活かす
入社3年目に中国・密雲コールセンターのセンター長を務めた後、現在は日本本社に戻り、サービスの品質管理を行う部署で日本の管理手法を学んでいます。中国でもコールセンター業務の品質管理を行う部署を強化すべく、現在所属している部署と同様の部署を立ち上げることが予定されているため、中国に管理職として赴任する事前研修という位置づけで品質管理の業務やマネジメントの経験をつんでいます。現在、習得している知識・技術を近い将来に中国の拠点で実施し、会社に貢献したいと考えています。学んだ日本語は母語の中国語同様、現在も業務に活かされていますし、これからも私の強みとなることは間違いありません。
日本語で活躍するために-学生時代からビジネス日本語を
私自身の大学生活を振り返ると学業以外はアルバイトと読書が中心でした。日本料理屋のホールスタッフを3年間続けましたが、アルバイト中にも言語の習得を意識していました。アルバイト用語はくだけたところもあり、ビジネスの世界で使われる日本語とはやや異なるところもありますが、意識の持ち方次第で正しい日本語を使い、日本語能力を高めていくことは可能だと思います。社会人になって、敬語や専門用語、TPOに応じた語彙の使い分けなどが学生時代に比べてさらに求められるようになり、使用する語彙が格段に多くなりました。日本語を学んでいる皆さんには日本企業で即戦力として活躍するためにも、学生時代からビジネス日本語の習得に励んでもらいたいです。
J1取得時にできたこと
ビジネス文書の作成と解読
業務提案書の作成
各種新聞の閲覧
敬語の使い分け
ビジネス用語の聞き取り
J1取得時に難しいと感じたこと
ビジネス文書の聴解と聴読解
経理諸表の解読
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。