「なかなかやる気が出な~い!」とお悩みのあなたには漢検受検がぴったり!
漢検へのチャレンジが「勉強が苦手&キライ」というイメージを取り除いて、やる気を引き出してくれるはずです。
おまけに毎日学ぶ習慣が身について、基礎学力のトレーニングもでき、目前にひかえた高校入試、そして将来に向けてもしっかり役立ちます。
受験生が押さえておくべき
ポイントは4つ!
入試環境が変化!「資格」が受験生を評価する指標に
近年の学習指導要領改訂に合わせて、高校入試でも「思考力・判断力・表現力」が求められます。
生徒の学習形態が多様化していることもあり、受験時に学校内外での活動や意欲等を自らの言葉で表現することを、面接や提出書類で求める都道府県や学校もあります。つまり、最終学年である3年生の実績だけでなく、学習成果を得るまでの努力のプロセスを評価することが重視されるようになってきているのです。
この努力のプロセスを証明するものとして、検定・資格があります。検定合格に向けてどのような努力や学習の工夫をしたのか、検定を通じて得た経験や教訓を振り返っておけば、あなた自身の主体性や学んだ経験をアピールする材料となります。漢検合格を調査書や面接等でしっかりアピールして適切に評価してもらいましょう。
全国の高校・高等専門学校の5割以上が入試で漢検を評価
入試で漢検を評価する高校・高等専門学校はなんと全体の51.6%!
あなたの志望校も評価しているかも!
漢検協会の調査に対して、詳細を回答されていない高校もあるので、漢検協会のホームページに記載がない場合でも、志望する高校のホームページや募集要項を調べてみましょう!
近年、アドミッション・ポリシー(※)の中で資格取得について触れている高校も見受けられるようになってきました。
例えば、アドミッション・ポリシーに「各種検定に積極的にチャレンジするなど、学習意欲あふれる生徒」と記載されている場合、中学生までに漢検を取得した実績は高校にアピールできる材料になります。
※アドミッション・ポリシー:学校が求める生徒像、期待する生徒像を示したもの。受験生にとって志望校を決定する判断材料の一つになる。
入試では漢検が強い武器になる
―基礎学力はもちろん、学習習慣や主体性が身についていることの証明にも
入試の際に学習意欲や人物評価の根拠として漢検を活用している高校は2,823校もあります。そのうち出願時に提出する内申書で加点する、または試験の点数に加点する学校は527校、合否判定の際に参考にする学校は1,524校にものぼります。
漢検を持っていると、受験前からライバルとの差をつけることができ、合格のための強い味方になります。
さらに、漢検を持っていると基礎学力が身についている証明になるだけでなく、「学習意欲が高い」「コツコツ努力することができる」人物であるとみなされるようです。
全国の高校に対する任意アンケート調査で漢検を活用する理由を尋ねたところ、「基礎学力の定着度を測る指標になる」と回答した学校が最も多く、回答校数の8割以上を占めました。それに加え、主体的な学びや学習習慣の指標になると回答した学校も、それぞれ回答校数の5割以上を占めました。
学校内外で受験生の活動が多様化する中、自ら学びに向かう姿勢が評価される傾向は今後も続くことでしょう。
語彙力UPが全教科の得点UPにつながる!
漢検の勉強を通して身につけた漢字力・語彙力は国語はもちろん、全教科の土台となります。
語彙力が上がると人の話や文章がスッと入ってくるようになり、授業の理解度が上がったり、テストの問題文の内容がすぐ理解できたりと、普段の勉強面でもプラスに!
入試においても、限られた時間の中で問題文を読むときに、理解につまずく語句が少なければ少ないほど、素早く要旨をつかんで解答することができます。
高校では、どのように漢検が活用されているの?
漢検は高校入試だけでなく、入学後もあなたの力になります。
【入試(出願時・選考時)】
取得した漢検の級に応じて、内申点や入試の点数に加算したり、合否判定の際に考慮したり、評価内容は高校によってさまざまです。
合否判定の際に参考にしている場合は、級に関わらず漢検に合格した実績を評価する高校がたくさんあります。
まずは自身に合った級を受検して合格を目指しましょう。
出願要件や点数加算などで活用している高校の場合、多くは3級以上の取得を評価・優遇する学校が多くなります。志望する学校の入試要項等も参考に目標の級を決めて、入試までに取得しておくことをおすすめします。
【入学後・在学中】
準2級や2級を取得すると、入学金や授業料が減免されたり、特定の科目の単位認定が認められたりする学校もあります。中学生のうちに漢検3級まで取得しておくことで、進学後も上位の級に向けてステップアップしやすくなるでしょう。
漢検の取り組み状況についても、全国の高校に任意アンケート調査を行いました。その結果、回答した学校の8割以上で「在学中の漢検合格の推奨」「校内での受検機会の提供」「漢検実施の案内や紹介」のいずれかの取り組みがあり、各学校において広く活用されていることも分かりました。
さらに、大学進学の段階では、内部推薦における校内選考の条件の一つとなったり、大学側が選考時に加点・考慮したりなど、様々な方法で漢検が評価・活用されています。
高校生活や大学進学でも漢検を役立てられるよう、中学生の間はもちろん、高校生になってからも継続的な学習・受検をおすすめします。
具体的にはどんな風に
評価されるの?
出願の条件のひとつ、
または条件を緩和します
私立 A高校
一般推薦入試において、漢検4級以上の者は出願条件を緩和しています。具体的には、出願条件の「3年次5教科評定合計」を「1」減じます。
私立 B高校
本校では推薦入試の出願条件のひとつに、「資格検定を2つ以上有しているもの」と定めており、漢検もその対象としています。
入試の内申点・評価点に加点します
私立 C高校
全ての入試選抜において、受験者が漢検の準2級・2級を取得している場合、国語の内申を「1」高くみなします。
私立 D高校
本校では、一般入試において、漢検3級以上を取得している者は、国語科目の得点に加点をしています。
- ※3級5点、準2級10点、2級15点
総合判断の際に参考にしています
県立 E高校
漢検3級以上を有する受験者は、一般・推薦入試において、資格取得に向けて努力した結果を総合的に評価されます。
特定の科目単位として認定
しています
国立 F高等専門学校
本校では留学生を受け入れています。多様な背景を持つ生徒にも漢検の取得級に応じて単位認定ができるよう、基準となる級をそれぞれ設定しています。
- ※留学生:7級1単位、6級2単位、5級3単位…と段階的に増加
- ※日本人:準2級1単位、2級以上2単位
複数の種類で活用している場合は、それぞれ校数に含みます。
- ※出願要件:
- 出願するために必要な条件に指定するといった活用を指します。この場合、要件を満たす資格がないと出願できません。
本ページに掲載している各種数値について
■漢検資格活用状況に関する数値:当協会の独自調査の結果をまとめたものです。
<独自調査> | 実施期間 | :2023年10月~2024年1月 |
---|---|---|
対象 | :全国の高校・高等専門学校 5,472校 | |
回答数 | :4,452校(回答率81.4%) |
※各学校における要件の詳細につきましては、必ず当該校の募集要項・学校案内・シラバスなどでご確認ください。
■高校の入試担当者へのアンケートに関する数値:上記の調査実施と同時に聴取したアンケートの結果(任意回答)
※複数の高校で同一人物が回答している場合、各校を1校としてカウントしています。
■高校の総数:『全国学校総覧 2023年版』掲載の高校・高等専門学校に新設校を加え、募集停止・休校を除いた数です(新設校・募集停止・休校は当協会調べ)。
漢検の「合格」イコール「自信」です。
つまり、「やればできる」という達成感から勉強への「自信」がつき、何度も目標に向かって挑戦することで「合格してうれしい~!」という喜びを何度も経験することができます。そのたびに学ぶ意欲もぐんぐん上がっていきます。
自分のペースで学習する習慣も身について毎日を楽しく感じることができ、さらに「合格」という成功体験を味わうことで「がんばる力」につながっていく……。こうしたプラスの効果がどんどん広がって高校入試に立ち向かう大きな力が身につきます。
漢字を学ぶことは、すべての学習の第一歩♪
漢字能力はふだんの国語の勉強だけでなく数学・英語・理科・社会の学習に必要な「基礎学力」になっているって知っていましたか?これから高校、大学に進み、社会人として活躍していくためにも絶対必要な基礎的な力(ゲームだってキャラクターの基礎体力次第!?)と言えるでしょう。
それならば、小学校からの漢字をもう一度見直して、とことん基礎固めをしていきましょう。なぜなら、漢字能力は急に身につきません。「やる気」の出るステップアップ方式の漢検なら、自分に合った級からムリなく始められますよ。
受検するなら、何級からにする?
目標を決めて、それをクリアするという成功体験を少しずつ積み重ね、「やればできる!」という自信を身につけてくださいね。受検級はレベルに応じて自由に選べますから、下記の表をもとに決めてください。
がんばった結果が「合格証書」に!
漢検に合格すると合格証書と合格証明書(2通)が届きます。ちなみに、満点で合格すると、合格証書が「満点合格証書」というスペシャル版になるんですよ。部屋に飾っておくことで励みになり、さらに上の級を目指そう!という「やる気」につながります。
※平成29年度第3回より上記の内容に変更 ※イメージ