漢字教育サポーター紹介制度
サポーター活動例
5年生女子児童のオファーに応えて「国語の授業」をしました。
サポーター情報
登録番号:100189
活動地域:奈良
対象:小学生
活動場所:小学校
いつ、どのような講座をなさったのですか?
2014年の11月、生駒郡斑鳩町の町立小学校の5年生の国語の時間に30名の児童を対象に国語の授業をしました。
「国語の授業」をするに当たってはこんなことがあったのです。
その一か月前、同じ小学校の4~6年生12名を対象に「放課後授業」をしたのです。漢字の画数や、画数の多い漢字などの話をしたのですが、その授業終了後、一人の女子児童が私のところへ来て、「先生のお話しとても面白かったです。私一人だけが聞くだけではもったいないので、教室へ来て全員に話をしてもらえませんか。担任の先生にも話をしておきます。」と言ってくれたのです。いや嬉しかったですね。児童からの直々のオファーですから。漢検からのオファーよりもうれしかったですね(笑)。教頭先生や担任の先生とも連絡を取って、教室で「国語の時間」を私の授業に当ててもらいました。
講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。
「面白い漢字の話」というのがテーマでしたから、「〇は何画」、「△(三角)」は三画ではなく、二画、という話や「凹凸」の書き順や、画数の多い漢字の話、創作漢字の話をしました。「龍」の字が4つ集まった「テツ」や、「龍」の字が9つ集まった144画の字などを実際に書き、児童たちにも「鬱」や「ビィアン」などの画数の多い漢字や創作漢字を実際に黒板に出てきて書いたりしてもらいました。
主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?
子どもたちが画数の多い漢字もちゃんと黒板に書いたのには驚きました。翌日、担任の先生が、クラス全員の感想文を文集の形にして私に下さいました。その内容を分析しますと、「漢字が苦手だった子どもが、急に漢字が好きになっていた。」り、「漢字の授業がとても楽しかった。」と29名(30人中)が書いてくれていました。授業満足度97%です(笑)。
この経緯をまとめ応募した「福井県白川静漢字教育賞」で「優秀賞」をいただきました。5年生の女子児童のオファーが「白川賞」を取らせてくれたこと、私は、漢字教育サポーター冥利に尽きる出来事だと思っています。
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