漢字教育サポーター紹介制度
サポーター活動例
クイズやゲームで漢字を楽しく学びながら漢検にもチャレンジ!
サポーター情報
登録番号:100490
活動地域:大阪
対象:小学生
活動場所:小学校
いつ、どのような講座をなさったのですか?
大阪市内外の小学校(6校)にて、2018年度は漢検対策講座を5回、2019年度は漢字学習教室を7回、漢検対策講座を3回(すべて45〜60分間)実施しました。
漢検対策講座の前半では漢検の概要(級・レベル・満点・合格点・検定時間等)、問題例、注意点(問題文の指示通りに書く、字はていねいに書く、わからない問題はとばして後で考える、最後までよく見直す、等)などを説明、後半では過去問や模擬テストにチャレンジしてもらい、解答時巡回中に気になった点を中心に要注意ポイントを解説します。
低学年向けの漢字学習教室では、漢字の歴史クイズ、人の身体を表す漢字の成り立ち講義などを、また高学年向けの漢字学習教室では、「漢字で遊ぶ」をテーマにした「漢字の中にある漢字探し」「漢字(熟語)のしりとり」等のゲーム、古代文字から現代の漢字を推理するクイズ、創作漢字へのチャレンジなどを通じて、子どもたちに漢字に親しんでもらいます。
講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。
講座を行うにあたって、以下のような点に努めています。
(1)子どもたちに漢字を学ぶことの意味から教える。
学校教師や塾講師の経験がないからこそ、従来のやり方にとらわれない柔軟な発想による講義を目指します。漢字はただそれだけを覚えればいいというものではなく、さまざまな文章の意味を読み取り、自分の考えを文章にして人に伝えるために漢字を学ぶのだということを、まず子どもたちに伝えるようにします。
(2)しっかりと時間管理を行う。
最大60分間という限られた時間内で、子どもたちに効率よく、しかし急ぎすぎないようにポイントを伝えるためパワーポイントを使用し、とかく時間のかかる板書はなるべく減らすようにしています。また、子どもたちのレベルや理解度をみながら、もし時間に余裕がある場合には追加の教材を準備するなどして対応します。
(3)子どもたちの興味をそらさないコミュニケーションを心掛ける。
漢字への興味は子どもたちによりさまざまですので、例えば漢字の成り立ちの講義では、ちょっとコワい話を織り交ぜるなど、こちらの話に耳目を向けさせるような工夫をします。また、クイズでは時にはチーム対抗などの形式をとり、全員が授業への参加意識を持てるようにします。
主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?
講座後の校長先生や担任の先生からは、
・「教員としても漢検の受検に臨むための留意点がよくわかった。」
・「次年度もこうした取組みを発展的に実施していきたい。」
・「子どもたちはとても積極的に頑張っていたと思う。これを機に、より漢字に興味を持って、学習に取り組んでくれることを期待している。」
などの感想をお聞きしました。
また、学校によっては漢検の受験者数が予想を大きく上回って増えるなど、おおむね好評だったようです。
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