漢字教育サポーター紹介制度
サポーター活動例
漢字教育サポーター依頼に応えて「小学1年生~6年生」に授業
サポーター情報
登録番号:100189
活動地域:奈良
対象:小学生
活動場所:小学校
いつ、どのような講座をなさったのですか?
2018年の10月、奈良市の小学校の放課後教室で1年生から6年生、48名の児童を対象に漢字の授業をしました。今年の2月、漢検協会を通じて漢字講師の依頼がありました。サポーター検索の情報「漢字縁日」を御覧になって、私を指名して下さったとのことでした。
こちらの小学校は全児童数143名の小規模校です。放課後教室は、育友会(PTA)が年間計画から実施までしっかりと関わっておられます。全学年参加の活動ということだったので、「漢字縁日」の実行形態とは違うなと思い、私としてもはじめての経験でしたが、「全学年の児童を対象にした漢字教室」を提案したのです。
「名前の漢字」を使った漢字の集合、1年生漢字を使った熟語の作成、都道府県漢字、画数の多い漢字、大きな数の名前の漢字などで教材を作成。また「寿限無」の暗誦大会(もちろん私も覚えたのです)、最後は古代文字から漢字を答える「古代文字カルタ」など、70分のプログラムを実施しました。
講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。
もとより、漢字を習い始めた1年生と6年生では「漢字」の理解に差があります。その事を踏まえた上で、一番馴染みのある漢字、「姓名の漢字」で資料を作り、また教材は1年生漢字80字から熟語を作る「漢字の窓」を考案しました。ただ、画数の多い「鬱」などの習っていない漢字にも児童は反応してくれることを以前から経験していましたので、小学校漢字を越えた漢字でもためらいなく話をしました。
また依頼頂いてから、月1回ほどのペースで、私の斑鳩町での活動報告をしたり、講義のアイデアを伝えたり、打ち合わせは頻繁に行い、私の考えを理解頂きました。
主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?
放課後教室当日も育友会のお母さん方が8名参加、気配りを頂きました。1年生同士の「小競り合い」もありましたが、すばやく対応して下さいました。
子どもたちも盛んに手を挙げてくれ、「寿限無暗誦大会」でも積極的に前に出てきてくれました。優勝したのは私でしたが(笑)。古代文字カルタは、1年生漢字の問題を20枚ほど用意したのですが、育友会の方から「もっとやりたかったと子どもたちが言っていた。」と伺いました。普段の漢字勉強と違う型破りな授業でしたが、関心を持って聞いてくれたと思っています。
授業の2日後、私から写真をふんだんに交えた「放課後授業」のドキュメンタリータッチの報告書を小学校と漢検協会へ送付しました。漢検協会からは、講師をしたからといって実施報告をすることまでは求められてはいません。でも私はけじめとして報告書を作成するようにしています。そのことが自分のパフォーマンスを見直し、次のよりよい講義への飛躍の一歩になると信じているからです。
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