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サポーター活動例

地元でシニア向け漢字講座を開催

サポーター情報

登録番号:114181

活動地域:兵庫

対象:高齢者

活動場所:公営住宅会議室

いつ、どのような講座をなさったのですか?

 2013年8月から、同じ地域のサポーター3名で地元のシニア向けカルチャー教室の講師に応募して、漢字教室を開講しました。その後、2名が辞めた後も1年数ヶ月間、私一人で講座を続けました。
 2016年3月にカルチャー教室が廃業した後、受講者が講座の存続を強く希望されたので、地域の公営住宅の会議室を使って、私が主催する形式で、現在まで講座を続けています。

 講座形式は、月2回開催、時間は第2、第4木曜日の午後1時から2時30分までの1時間30分間、受講料は一回800円、4か月分前納。現在受講者は11名でカルチャー教室以来の参加者が約半数。全員60歳以上です。
募集は受講者が知り合いの方を誘っていただくだけで、公募はしていません。

 前半が、漢字に関する話を多義にわたって取り上げ、解説しています。後半は漢字の問題を解いていただいて、解説しながら、受講者と一緒に解答を教えています。

講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。

 漢字に関する話の一例を申し上げます。
 「義」は訓読みがないので、日本語の意味がいま一つはっきり分からない。でも、「義」の漢字を解体分析すれば、意味が分かる。「羊」+「我」に分解できる。「羊」は「美」が「羊」と「大」から出来ているように、古代の中国では美しいものの代名詞、「我」は今日では、我々とか我が国とかに使われているが、部首が戈であることから分かるように、元来は「のこぎり型の武器」であった。(このように意味が全く変わることを仮借と云う。)美しい羊をのこぎり型の武器で斬り生け贄として神に供える厳粛な行為を義という。そんな解説を例を多用しながら解説して、「蟻」はなぜ「虫偏」に「義」と書くのかを解説、「儀」や「議」の解説もします。

 こんな話ばかりではなく、時々の話題も含めて、漢字にまつわる話を多岐にわたり、受講生が飽きないように、面白かったと言われるように心掛けています。

主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?

 「私はこんな漢字の講座を聞いているのよ、面白いから是非一緒に聞きましょうよ」、と新しい受講者を誘ってきてくれます。講座が終わると、皆様と一緒に机と椅子を片付けながら、「今日は来てよかった」と言ってくれると私も元気が出ます。

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