漢字教育サポーター紹介制度
サポーター活動例
放課後教室で2年生対象の漢字講座を行いました。
サポーター情報
登録番号:100189
活動地域:奈良
対象:小学生
活動場所:小学校
いつ、どのような講座をなさったのですか?
奈良県生駒郡斑鳩町の小学校の放課後教室で、漢字の生まれた話や古代文字の系列の話をしました。
講座では、現在から漢字の誕生した3000年前までの長い長い時間経過を数直線で示したり、中国の地図を黒板に描いて「殷」の位置を示したりします。 さらに「子」「学」「女」「好」「乳」などの古代文字系列の説明をしたり、字と関連のある動物などの絵を描いたりもします。子どもたちが少し飽きてきたなと感じたら、1、2年生の配当漢字から選択して作った古代文字カードを使い、文字当てクイズ形式で授業を進めます。これには皆、一様に目を輝かせ「食いついて」きます。
授業の最後に小学校名の古代文字を板書して見せました。一人がポツンと学校名に出てくる漢字の読み方を尋ねたので、字源と一緒に説明しました。
講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。
教室の子供たちの反応は、予測不能です。3校で小学2年生を対象に話をしましたが、その都度反応が違いました。予定していた授業ストーリーとは違ってきても動揺しないで、冷静に対処することが必要と感じました。私の場合は、2年間一輪車教室で小学生に接してきた経験が役に立ち、なだめたり、すかしたり、何とか対処できました。
主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?
たいていの学校は協力的で、子どもたちも喜んでくれ、「次回はもっと楽しく、分かりやすく」と意欲も出たのですが、放課後授業も回を重ねるにつれて、学校・担当者の対応の温度差も気になり始めました。あまりにも教室の雰囲気を乱す児童(いるのです)にはレッドカードを出しました。良かれと思って提案(「教室や設備について等」)しているのに要望に応えようとしない学校・担当者、児童を預けっぱなし、学校としては放課後教室に関わらないという学校も出てきました。(私は放課後教室の受託団体の一員として派遣されているという立場でしたが)そんな所での授業はきっぱりとお断りいたしました。躾は私の仕事ではない。漢字・日本語はちゃんと教えるという矜持を持って取り組んでいます。
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