漢字教育サポーター紹介制度
サポーター活動例
漢検合格に狙いを絞った集中講座。受講生の年齢差は何と70歳!
サポーター情報
登録番号:100517
活動地域:東京
対象:小学生
活動場所:カルチャーセンター
いつ、どのような講座をなさったのですか?
2018年10月から12月にかけて、東京都足立区のカルチャーセンターで漢検合格のための全6回の集中講座を行いました。
漢検の取得級がひとつずつステップアップしていくことが漢字学習の大きなモチベーションになると考え、まずは受講生に目指す級を聞き、その級に合格するための対策を講じました。全部で6回しかないので、過去の問題集を調べ、正答率の低い分野を中心に「ここで差がつく!」とばかりに攻略ポイントを絞り、「音読み・訓読み」「対義語・類義語」「同音異字」など、毎回テーマを決めて60分の講義を展開しました。
講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。
小学生を対象としましたが80歳に近い女性も受講され、他の受講生との年齢差はなんと約70歳!年齢も目指す級も違うので講義のレベルが偏らないようにするのが大変でした。大人向けに話すと子どもには難しく、また子ども向けに話すと大人には物足りなくなります。そのため受検級に応じて「ここは6級向けの問題です」とか「ここからは5級の範囲ですよ」というように、受講生にとっては個別指導の感覚で学習できるように工夫しました。
また、受講生が楽しく参加できる講座として、「対義語・類義語」の時間ではオリジナルのカルタを手書きで作り、対義語12組、類義語12組、全48枚をテーブルの上にバラバラに並べ、ひと組ずつピックアップしていくというゲームを用意しました。途中で間違えると最後に残った2枚が対義語としても類義語としても合わなくなってしまうというスリル?もあって、ハラハラワクワク大好評でした。
主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?
80歳近い女性は受講期間中に5級を受検。160点を取得し見事合格!みんなでお祝いをしました。「つぎも行きましょう!」と言ったら「死ぬのが先か、4級合格が先か。どちらかしら?」と笑っていらっしゃいましたが、まだまだやる気十分とお見受けしました。
また、小学5年の男の子はいまは8級ですが、受講が自信になって?次は7級を飛び越して6級を受検すると張り切っています。漢字の学習に年齢は関係なく、みんなひとつでも上の級を目指して、これからも漢字を楽しく学んでいって欲しいと思います。
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