団体受検 取組事例(小・中・高 等)
海外
子どもたちが漢字を積極的に学習するようになりました。
台湾 / 台北
[海外] 台北日本人学校
加藤 篤史 先生
本校の教育の特色
写真1:新出漢字の空書学習の様子 本校では、中華民国の在外教育施設として、特色ある教育活動の一環として中国語の習得に向けて習熟度に応じた4コースを設け、きめ細かな指導を行っています。また、海外にある学校という特色を生かし、世界各国で公共性が高い英語を用いてコミュニケーションがとれるように英会話の授業をネイティブスピーカーを活用しながら行っています。
さらに、日本の学校へ進学・転校する子どもたちが多いこともあり、日本語や漢字の指導についても様々な工夫を行っています。たとえば、あるクラスでは「新出漢字の学習はファーストインプレッションが重要である」という考えのもと、手を使った指導を実践しています。これは指を使って何回か空書きを繰り返した後、ドリルに書き込む指導法です(写真1参照)。
漢字検定の実施
本校では子どもたちや保護者の要望を受け、漢検を2004年から準会場実施するようになりました。子どもたちは合格を目指して、在籍学年以上の配当漢字も積極的に学習しています。
見事合格した子どもたちは、漢字力に自信を持ち、国語の授業に積極的に取り組むようになりました。残念ながら合格点に達しなかった子どもたちも、自ら意欲的に漢字の学習に取り組むようになってきています。
保護者は海外でも、日本の国内と同じように漢検を受検できることについて、とても喜んでいるとともに、積極的に子どもに挑戦させようという意識が高まっています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。