団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
学校教育目標に位置づけ/学校・家庭・地域のつながりを更に深めるきっかけに/小学校/秋田
東北 / 秋田
[公立] 大館市立城西小学校
庄司 裕見子 学校長
学校教育目標に位置づけ/学校・家庭・地域のつながりを更に深めるきっかけとする
本校では「かなえよう夢 育てようやさしさ」の教育目標のもと、コミュニティスクールとして保護者・地域の皆様と一緒に学校づくりを進めています。特に、夢をかなえるための学習チャレンジとして、公的な資格を得られる検定を保護者・地域と共に実施することにより、児童が進んで学び、挑戦し、将来役に立つ力を身につけさせたいと考え、漢字能力検定を実施しています。
また、漢字能力検定は児童からご年配の方まで広く取り組める検定ですので、学校・家庭・地域のつながりを更に深めるきっかけとしたいと考えています。児童だけでなく地域の方・保護者の方にも受検を呼びかけることで、漢字能力検定に参加してもらい学校に来ていただける機会が増えるよう取り組んでいます。
本校では平成18年度から夏と冬に学校を準会場として漢字能力検定を実施しており、年間約100名の児童・保護者・地域の方が受検しています。
児童・保護者・地域への告知方法
夏・冬検定の約1ヶ月前に、児童・保護者・地域の方に対して、学校独自に作成したお便りと協会作成の受検案内を配布しています。お便りには、「やればできる!と自信がついたよ」「どんどん漢字が書けるようになって楽しくなったよ」「親子で受検して良い経験になりました」など、受検した方の声も載せて受検を呼びかけています。校内では昼の放送を活用して募集をおこなっています。
漢字能力検定に向けた指導
夏検定時は夏休みの前半時期に、冬検定時は放課後の時間を活用して各3回程度練習会を開催しています。練習会では、検定日当日に本領を発揮できるよう、検定日当日を想定して時間を計って練習問題に取り組み、実際の答案用紙の書式に慣れるためにマークシートの記入方法も教えています。
表彰方法
校内に『漢検コーナー』を設けて合格者名を貼り出しています。保護者・地域の方が来校された際に見ていただけるので、児童を褒める機会となっています。
漢字能力検定実施の効果
練習会と家庭での学習が功を奏し、漢字能力検定を実施し始めた平成18年度以降、毎年約90%という高い合格率となっています。児童にとっては合格が大きな自信となり、更に上の級を目指して頑張っています。また、児童が進学する近隣の中学校で漢字能力検定を実施しているため(※平成21年度実績)、6年生にとっては中学進学に向けた準備にもなっています。
また、親子で挑戦する機会を設けた家庭では、家庭学習が更に充実したと感じています。今後も、学校・家庭・地域のつながりを深めるきっかけとなるよう、継続的に取り組む予定です。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。