団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
児童の学習意欲と学力向上に漢検を活用/小学校/京都
近畿 / 京都
[公立] 与謝野町立加悦小学校
鍵 律子 先生
本校は「自ら学び、豊かな心で、たくましく生きる児童の育成」を学校教育目標とし、平成15年から学力向上プログラムを作成し、基礎学力向上を目指してきました。全児童が、毎日15分間の「学びタイム」のドリル学習を行い、読み・書き・計算等、基礎・基本の定着に向けた取り組みをしています。その学習成果を測る指標として漢検の取り組みを始めました。
漢検の導入当初は希望者での実施でしたが、平成16年からは、『漢字日本一を目指そう』『漢字博士になろう』という目標を立て、全校で漢検を受検することになりました。以後毎年、全校が学年相当級の合格を目標に1年間漢字学習を進め、冬の検定で全児童が受検しています。さらに、リベンジや次の級へのチャレンジの機会として春の検定も実施しています。児童・保護者へは年度初めに学力向上の一環として漢検を実施していることをお知らせし、「受検案内」を全員に配布しています。
漢検は、児童にとって身近な目標となり学習動機につながっています。そして、合格を体験することで学習努力の成果が目に見えるため、自信と次への学習意欲が高まってきます。また、年々合格率が向上していることが教師の指導への励みともなります。保護者の意識も高まり、親子一緒の受検も増えてきました。
今後も全校での漢検受検の取り組みを継続し、確かな学力を身につけさせていきたいと考えています。
●平成17・18・19年度 優秀団体賞 受賞●
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。