団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
漢字学習の成果を測る客観的な指標として「漢検」を導入。語彙の獲得で言葉への意識が変化しました。/小学校/東京
関東 / 東京
[公立] 目黒区立中目黒小学校
湊川 寛宣 先生
本校では、「国語は全ての教科の基礎である」という考えに基づき、言語学習の環境整備に取り組んでいます。例えば、毎日の「10分間学習タイム」に、漢字の習熟度別指導や視写・聴写を行ったり、算数の時間に、解法のプロセスを自分の言葉で発表させたり、といった取り組みを通じて、児童に言葉の大切さを伝えるようにしています。
「漢検」は「漢字ユニット練習」の成果を客観的な指標で測るという目的で導入しました。子ども達は、日常的な漢字学習の成果で、8割から9割が目標級に合格。一度合格した児童はすぐに上位級に挑戦し、学年別配当漢字を前倒しで学習しています。漢検受検を含む本校の取り組みは、子ども達の言葉に対する意識を変えました。最大の変化は、「自ら読みたい本を探す」児童の数が大幅に増加したことです。また、意味の分からない言葉は、辞書を引いたり、教員に聞いたりして必ず確認するといったことが習慣化されてきました。今後は「書き言葉と話し言葉のバランス」を考えながら、早い段階で多くの語彙を習得させることを念頭において指導を進めていきます。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。