団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
PTAと学校が連携して、子どもたちの"挑戦する意欲"を育みます。/小学校/東京
関東 / 東京
[公立] 江東区立川南小学校
PTA会長 阪田 浩子 様
本校の教育目標の一つは、「進んで学びくふうする子」です。自ら学ぶ意欲をもち、社会の変化に主体的に対応できる子どもの育成を目指しています。漢検は、子どもたちが挑戦する意欲を育むための目標になると考え導入を決めました。1年間の学習の成果を測る機会として、毎年冬の土曜日に実施しています。
導入当初は、学校を準会場として学校主体で運営していました。しかし年々受検者が増え、今では全校児童の約3割が受検するようになりました。そこで、子どもたちのためになるならとPTAが積極的にお手伝いを始め、平成21年度からはPTA主体で漢検を実施しています。
実施にあたっては、PTA独自に作成したお知らせプリントと協会発行の受検案内をセットで全校児童に配布しています。お知らせプリントには、子どもだけではなく家族も受検できることをお知らせしたり、初めての受検者にもわかりやすいよう受検級の目安を掲載するなど工夫をしています。担任の先生方も、配布物の手渡しや、申込書の回収などにご協力くださり、申込締切日まで子どもたちにお声がけをしていただいています。
検定当日の運営はPTA保護者役員が行いますが、校長先生をはじめ先生方も、子どもたちの緊張を和らげるよう声をかけるなど、PTAと学校が協力して子どもたちの合格を支援しています。
子どもたちも、検定合格という目標があることによって、漢字学習に対する意欲が向上したと感じています。また検定に向けた勉強が学校の授業の復習にもつながっているようです。何よりも、準会場として通い慣れた学校で受検できるため、必要以上に緊張することなく安心して受検に臨めるので、普段の実力を充分に発揮できています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。