団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
授業の延長線上に漢検を位置づけ、全校受検/小学校/東京
関東 / 東京
[公立] 港区立高輪台小学校
学校長 井上 先生 | 漢検ご担当 須田 先生
本校では、平成18年度より毎年一月末に全児童で漢字検定に挑戦しています。漢検は、一年間の授業で学んだ学習漢字の定着度を確認する機会として、授業の延長線上に位置づけています。
指導方法について
漢検の級設定は、学習指導要領に沿っているため、合格に向けた特別な指導はせず、日々の授業を重視しています。地道な反復訓練を要する漢字学習への児童の意欲を維持するために、日々の小テストなど細かなステップを積み重ねながら漢字力を身につけられるよう指導しています。また、自由参加のサマースクールで漢字学習の時間を設けたり、自由に借りられる教材を用意するなど、児童が自主的に学習できる環境を整えています。
表彰方法について
日々の学習の成果を発揮し見事合格した児童には、担任から結果資料を渡すだけでなく、全校集会で表彰する機会も設けています。
また、平成20.21年度と二年連続成績優秀団体賞受賞を頂戴しましたので、全校集会で全児童の学習への取り組みを賞賛したり、協会から贈られた賞状・トロフィーを保護者も見られる昇降口に展示しています。日々の授業に全力で取り組んだ結果、成績優秀団体として表彰をいただけたことは大変児童の自信につながっています。
今後の取り組みについて
ともすると、漢検に合格すること自体が目的になりがちですが、本校では授業や家庭学習を通して身につけた豊富な語彙を活用して、自分の考えを的確に表現できる力を養って欲しいと考えています。そのためにも、読み聞かせ活動による読書活動の促進や、あらゆる教科での発表活動の重視など、表現力向上にも積極的に取り組み相乗効果を目指しています。
●平成20年度 優秀団体賞、平成21年度 優秀団体賞 受賞●
※優秀団体賞とは、当協会で毎年度特に成績優秀団体として表彰された団体のうち、各年齢層相当級以上の合格率が、最優秀団体賞5団体に次ぐ上位30団体、計120団体までのことを指します。

※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。