団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
明確な目標ができたことで漢字学習に前向きに取り組むように/小学校/長野
北信越 / 長野
[公立] 飯田市立竜丘小学校
北原 裕子 先生
漢字学習の動機付けとして実施
本校では、漢字学習の動機付けとして漢検を実施しています。日々の漢字学習の成果が合格という目に見える評価となって表れることが子どもたちにとって励みになり、楽しんで取り組むことができています。
学級便りで漢検を紹介、保護者からの申込も
本校では秋(10.11月)、冬(1.2月)の年2回実施しています。秋の検定は夏休み中の家庭学習の目標となるため、子どもたちの学習意欲の持続に役立っており、冬の検定はその学年で学んだ漢字の総復習ができる、大変よい機会となっています。
児童には年度初めに年間日程を伝え、自分の目標級を決めさせています。呼掛け期間に入ると協会から送付される受検案内を全員に配布するのと併せて、学年便りや学級便りでも検定を紹介しています。せっかくの学校での受検機会ですので、「よろしければ保護者の方も一緒に受検を!」というコメントを載せて呼び掛けていますが、毎回反応があり、数名の保護者が子どもたちと一緒に漢検にチャレンジしています。
検定日直前になると過去問題を授業で取り上げたり宿題に出したりと、検定を意識させた取り組みも行っています。
漢字学習に前向きに取り組むようになった
漢検という目標ができたことで、漢字学習に前向きになっている児童が増えていることを感じています。教えられることを待つ受け身ではなく、まだ習っていない漢字を自分で調べ、自主的に練習する姿が見受けられるようになりました。保護者からは「以前は漢字を嫌がっていたのに、家でも熱心に練習するようになりました」という声も聞かれます。また、とめ、はね、はらいに気をつけて書くなど、「漢字を正しく書く」意識が高まっていることも感じています。今後も学校で実施を続け、子どもたちの漢字能力向上に役立てていきたいと考えています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。