団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
児童の要望と新学習指導要領の方針を受けて、学校全体の取り組みに/小学校/北海道
北海道
[公立] 札幌市立新川小学校
西村 美智子 先生
児童の要望と新学習指導要領の方針を受けて、学校全体の取り組みに
本校では平成15年度から漢字能力検定を実施しています。ある学級が学級経営目標の一環として漢字能力検定に取り組むことを決め、1クラスのみの実施から始まりました。その後、他学級の児童からの受検希望も多かったこと、また、新学習指導要領で「言葉の力」が更に重要視されることから、学校全体での取り組みとすることを決めました。毎年冬に漢字能力検定を実施し、1年間の学習の成果を測る機会としています。昨年度は約160名が、多い年では200名を超える児童が受検しています。
保護者・児童への告知方法
検定日や受検級の目安を明記した学校独自の案内文書を作成し、冬の検定日に向けて11月頃に各家庭に配布しています。在籍する児童だけでなく保護者の受検も呼びかけており、親子で受検されるご家庭もあります。
漢字の指導方法
年間を通して、朝ドリルの時間を活用し漢字の習熟を図っています。漢字検定の過去問題を活用して指導をしていた時期もあります。
漢字能力検定実施の効果
漢字能力検定では、合格者1人1人に賞状が届きます。児童にとっては、1年間の学習の成果が目に見える形で表れるので、継続的に学習をする動機となっているようです。朝ドリルの時間などを通して児童が意欲的に漢字学習に取り組んだ結果、漢字検定を実施し始めた2003年以降、毎年約90%の合格率という高い成果が出ています。
保護者も一緒に受検しているご家庭では、親子で同じ目標に向かうことで親子の絆が深まったと伺います。今年も多くの児童が冬の漢字能力検定をとても楽しみにしています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。