団体受検 取組事例(小・中・高 等)
小学校
学び残しのない前倒し学習で、全校児童のほとんどが合格!/小学校/広島
中国・四国 / 広島
[公立] 尾道市立土堂小学校
藤井 浩治 先生
本校は、「志を持ち、未来を開く子ども」の育成を目標に掲げ、教員と地域、保護者が一体となって、子どもたちの教育に携わっています。学習面では、確かな学力を身につけさせるため、基礎基本である「読み、書き、計算」の反復学習を行う一方で、英語科、情報科、郷土科など学校独自のカリキュラムにおいて、新しい時代に対応した教育を研究・実践しています。
これら全ての教科を支えているのが「言葉の力」であり、「言葉」の基軸は「漢字」です。本校では「漢字の前倒し学習」を導入し、学年配当漢字の全てを初めの2ヶ月で一通り学習し、その後6ヶ月をかけて反復学習を行うことで、漢字の読み書きを覚え、残り4ヶ月でなりたちや熟語も習得させています。先にすべての漢字に触れることで学び残しがなくなるため、教科書に出てくる漢字でつまずくことも減り、全教科の学習が効率よく進みます。
昨年度は、3学期に児童全員で学年目標級を受検しました。漢検は全国的な指標であり、学年配当漢字にあわせた級の設定になっているため、児童の学習到達度を測定するのに適していると考えたからです。保護者や児童にも漢検合格というわかりやすい目標を伝えたことで、より積極的に学習に取り組め、児童の力がますます伸びていくのがわかりました。教員も全員合格を目標に一致団結して指導に励みました。結果、ほとんどの児童が合格。全員が11月に実施した過去問題の点数から飛躍的に成長していることが自信になりました。そして、最優秀団体賞を受賞したときには、学校全体で喜びを分かち合いました。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。