団体受検 取組事例(小・中・高 等)
中学校
中2で3級合格!明確な目標で全員の学習意欲が向上! /中学校/奈良
近畿 / 奈良
[私立] 奈良学園中学校・高等学校
教務部長 古川 謙二 先生
本校の生徒には、「自ら学ぶ意欲を持ち、自ら学習する力」を求めています。それは、社会で活躍するために必要な「自ら目標を設定し、行動する力」に通じるからです。漢検は、合格という目標に向かって、自分で計画を立てて勉強するきっかけになり、これらの力を身につけるのに最適です。特に昨年度は、中学2年生全員が漢検3級を受検しました。本校では、一部科目において中学課程を中学2年までに学び終えるため、次の応用学習に移る前に、中学課程の漢字を確実に身につけておくことが必要だと考えたからです。また、3級合格という具体的な目標を掲げることで、生徒の意欲も高まり、自主学習を促しやすいとも考えました。
学習は、年度始めに全員に『漢字学習ステップ3級』を持たせ、各自で自宅学習を進めながら、授業で確認テストを行いました。全員が同じ級を目指すことで団結力が生まれ、互いの進度を確認することがいい刺激になったようです。また、教員が生徒への励ましや応援の声をかけることで、彼らとのコミュニケーションが活発になりました。
結果、合格率93%という成果を残せたことに喜びを感じています。しかし、漢検を通じて学んだ漢字や語句を文章の中で活用できなければ、その意味は半減します。本校では中学3年で卒業論文課題に取り組みますが、身についた基礎を応用する場を作ることで、生徒の語彙力や文章作成能力がさらに磨かれることを期待しています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。