動機付けの難しい漢字学習も流通性の高い資格取得を目標に。／中学校／東京

　漢字検定導入以前より、本校では漢字教育に関して力を入れてまいりました。ただ、漢字の試験に関しては校内テストのみですと、生徒の意欲を持続させることが難しかったのも事実です。社会的流通性のある資格取得につながる漢字能力検定を導入し、生徒への動機付けのきっかけとして、毎年中学生全員で取り組んでおります。当然、基礎的な語彙力（漢字）がないと将来、社会に出てから如何に困るかという本質的ななげかけもしながら生徒の指導にあたっております。年間行事の一つとして組み込み、且、殆どの生徒が合格するという状況にすることで、毎年、生徒達も緊張感を持って意欲的に取り組んでくれています。
　指導方法として、具体的には語句（漢字）の意味をしっかり理解させること、さらに書き取りの反復練習によりその語句（漢字）を定着させることを中心に行っています。特にここ数年の生徒達の傾向として、相手に対して理路整然と、事実もしくは意見を伝える力が落ちてきているように思われます。このような課題の解決に取り組むためにも、ベースの部分を早期に定着させるべく指導しております。

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