団体受検 取組事例(小・中・高 等)
中学校
漢検合格という目標を達成させることで、生徒が輝く場面を創出!/中学校/東京
関東 / 東京
[私立] 東京家政大学附属女子中学校
小泉 徹 先生
本校の基本精神である「愛・勤勉・聡明」を兼ね備えた女性を育てるため、生徒一人ひとりを大切に見守り、学校生活の中でできるだけ多く生徒が輝く場面を作り出そうと考えています。学業だけでなくクラブ活動や学校行事など、生徒の意欲を伸ばすきっかけになるものは積極的に取り入れています。
生徒の意欲を引き出すものの1つとして導入したのが「漢検」です。それまでは校内独自の漢字テストを実施していましたが、こつこつと学習する意欲を維持し続けるには、より明確で達成感のある目標を与えることが必要だと感じました。漢検は各級の出題範囲や合格基準も明確なので、自主学習を進めるのにも適しています。初年度は2・3年生が受検しましたが、生徒が目標を持って自ら漢字学習を行う姿に後押しされて、翌年から全学年で受検することになりました。
もちろん、受検するからには、全員に合格体験を積んでほしいと考えています。そのため、漢検合格という大きな目標までの間に、『漢字学習ステップ』を範囲とした小テストを毎週行い、小さな成功体験の積みあげを図っています。さらに、受検の直前には過去問題対策の授業を行い、生徒の意欲を最大限引き上げる指導をしています。昨年度は多くの生徒が目標級に合格し、優秀団体賞を受賞することができました。合格証書を手にして喜ぶ生徒の様子を見ていると、漢検も生徒の輝く場面の1つになっていると改めて実感しています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。