団体受検 取組事例(小・中・高 等)
中学校
埼玉県の「教育に関する3つの達成目標」に向けた取り組みの一環として漢字能力検定の実施を決定!/中学校/埼玉
関東 / 埼玉
[公立] 川口市立戸塚中学校
用貝 悦子 先生
埼玉県の「教育に関する3つの達成目標」に向けた取り組みの一環として漢字能力検定の実施を決定!
本校では、平成17年度から学校全体で漢字能力検定に取り組み、年1回全生徒が受検しています。秋の11月に3年生全員が、冬の2月に1・2年生全員が受検します。
平成17年度から埼玉県では「教育に関する3つの達成目標」に向けた本格的な取り組みが行われました。本校では基礎学力の向上を目指し、生徒が目的意識を持って取り組めるよう漢字能力検定を準会場として実施することを決めました。1年生は5級、2年生は4級、3年生は3級合格を目標に学習しています。
指導方法
以前より校内独自の取り組みとして「校内漢字検定」を行っていました。読み・書き・四字熟語などの分野から50問程度の問題数で構成されたテストで、国語科の教員が作成します。現在はこの「校内漢字検定」を漢字能力検定に向けた『確認テスト』として位置づけて、各生徒が受検適性級を把握できる機会としています。確認テストの成績優秀者名を学年便りなどで掲載し、検定日まで継続的に学習する意欲を喚起しています。
告知方法
年度初めに、検定の実施時期(3年生は11月、1・2年生は2月)を全生徒に伝えています。保護者には、年度当初に配布する漢字検定用テキスト購入のお知らせプリントの中に検定の実施時期を明記し、家庭内での検定に向けた準備を促しています。
表彰方法
協会の表彰支援制度を活用して全校朝礼の場で表彰しています。控除金を使ってシャープペンシルやボールペンなど文具を購入し、成績優秀者に進呈しています。学年便りには、「何点以上の生徒が何名」など検定実施の結果を公表し、保護者にも伝えています。
漢字検定実施の効果
埼玉県の「教育に関する3つの達成目標」の検証結果では、漢字の読み書きはおおむね良好という嬉しい結果が出ました。また、生徒たちは漢字能力検定の取り組みを通して目的意識を持って学習をする習慣が身についたようで、国語科のみならず他教科においてもテキスト・プリントを利用して学習に意欲的に取り組めるようになってきました。
生徒が意欲的に取り組む姿を見て保護者からも受検の希望があり、一昨年度は保護者も学校に来られ受検しました。保護者も一緒に漢字能力検定を受検することで、生徒がより楽しく漢字学習に取り組めているご家庭もあるようです。今後も、基礎学力向上を目指して、学校全体で漢字能力検定に取り組む予定です。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。