団体受検 取組事例(小・中・高 等)
中学校
検定が生徒たちの学習意欲・挑戦意欲を引き出しています/中学校/長野
北信越 / 長野
[公立] 木祖村立木祖中学校
岩 武志 先生
検定を受ける緊張感が、学習のよい刺激に
IT社会になっても、文字を正しく読み書きできる力は重要であり、子どもたちには正しく漢字を活用できるようになってほしいと思っています。本校では、日頃取り組んでいる漢字練習の成果が「合格」という形に表れることが子どもたちの学習意欲の向上に役立つと考え、漢検を実施しています。検定試験を受ける緊張感が、学習のよい刺激になっているようです。
案内を全員に配布し、情報を行き渡らせる
漢検の告知期間になると、国語の授業の際、協会発行の「受検案内」と、検定日・実施目的・級の設定を記載した「保護者向けお便り」を全生徒に配布しています。ポスターも掲示していますが、情報を行き渡らせるためには案内を全員に配ることが重要だと思っています。普段は漢検対応の漢字練習帳を持たせ、範囲を決めて宿題に出し、授業開始時に小テストを実施しています。熟語の構成など理解が難しい分野はなるべく授業でも触れるようにしています。受検級は個別に相談にのっていますが、生徒の挑戦意欲を引き出すために、実力よりも少し高めの級をすすめています。
ほとんどの生徒が年に1回以上受検
子どもたちは意欲的に学習に取り組んでおり、合否に関わらず、次の検定日を気にする生徒が多いです。受検は強制ではないのですが、ほとんどの生徒が年に1回、多い生徒だと2回以上受けています。公開会場で受けるのは負担になるので、なるべく学校で多くの受検機会を持てるように、今後も他の教員の協力を得ながら実施を続けていきたいと考えています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。