進路を意識するきっかけとして漢検を実施／高校／福岡

　本校は総合ビジネス科・ビジネス情報科・生活デザイン科を持つ、創立100年を超える伝統ある専門高校です。資格取得を進路に結びつけた指導を行っており、在学中に様々な資格検定を受けることができますが、商業科目系の資格が多い中で、漢検は異色の資格として生徒から注目されています。

　漢検は年2回実施し、進学希望者を中心に、第1回（春）の検定は主に3年生、第2回（秋）は主に2年生が受検しています。募集の際は、協会発行の『資格活用状況調査一覧』を使って漢検取得が入試において有利になる学校を紹介したり、授業料が免除される専門学校を紹介したりしています。これらの紹介を積極的に行うことで、進路への意識付けを行うとともに学習意欲を高めています。

　本校では、年間9回『土曜セミナー』という課外授業を行っています。この授業では一斉指導と、過去問題を解かせる個別指導の2つの方法を採っています。個別指導においては、生徒の答案用紙を添削することで一人ひとりへきめ細かなフォローをしています。また、『土曜セミナー』以外にも、受検予定者を放課後に集めて漢字学習指導を行ったり、過去問題を使って模擬テストを行ったりしています。

　このように対策を行い臨んだ検定の結果は、担任の先生を通じて返却されます。さらに、合格者の一覧を、職員室前の掲示板に掲示することで、多くの人の目に留まるようにしています。漢検を実施することで、今後さらに国語の授業に対する姿勢が積極的になることを期待しています。

※掲載内容（所属団体、役職名等）は取材時のものです。

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