団体受検 取組事例(小・中・高 等)
高校
合格の成功体験で、更なる学習意欲に期待、全クラスで漢字検定を実施しています!/高校/東京
関東 / 東京
[私立] 大原学園高等学校
小松 さと子 先生
【進路を見据え培った語彙力を活用力へつなげる】
社会の変化が進むにつれ、今後ますます日本語・漢字の力や文章読解作成能力が必要になります。大学入試選抜においても、文章を書く力が重要視されます。漢字検定で培った語彙力を「活用できる」水準まで到達させることを目指したいと考えています。
また、入試選抜では、高校在学中に「何を頑張ったか」をアピールする機会も訪れると思います。その際「漢字検定を頑張った!」と言える生徒を増やしていきたいと考えています。それが本校の目指す、「個性に応じた希望進路の実現」につながると考えています。
【合格に向けた目標級設定と取組方法】
本校では全クラスで「漢字検定」合格を目指した授業を行っています。目標級は、生徒の習熟度や希望する進路先に応じて設定しています。取り組みにあたって、日本漢字能力検定協会が発行する書籍「漢検 過去問題集」を活用しています。事前に授業で実施する検定回を生徒に告知し、授業内で模擬試験を実施します。教員や生徒自身による採点を行い、得点が9割に満たない場合には放課後に学習をさせ、足りなかった部分を補います。確実に得点できるように、年間を通じて「漢検 過去問題集」を何周も学習させます。また、模擬試験結果を参考にし、弱点になりやすい出題分野については、教員で作成した問題に取り組ませる工夫もしています。
【漢字検定合格による成功体験が更なる学習意欲の醸成に】
漢字検定に合格して成功体験を積んだ結果、漢字検定だけでなく、他の学習にも具体的な目標を持って前向きに取り組むようになった生徒が増えました。また、今まで平仮名ばかりの文章を書いていた生徒も、学習した漢字を文章で使えるようになりました。保護者の方々からも、自宅で合格に向けて熱心に学習する姿が見られるようになった、と嬉しいお声をいただいております。
今後も漢字検定で培った語彙力を「活用できる」水準まで到達させるため、1・2年生のうちから読む・書く機会を増やすように検討しています。本校の目指す「個性に応じた希望進路の実現」に向けてこれからも漢字検定に取り組んでいきます。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。