団体受検 取組事例(小・中・高 等)
高校
豊かな言葉が育む豊かな人間性/高校/千葉
関東 / 千葉
[公立] 千葉県立千葉西高等学校
三橋 貴司 先生
平成16年度より、千葉県の推進する『魅力ある高等学校づくりチャレンジ支援事業』として、「心豊かな人間性の育成」を目指した「ちばにしハートフルハイスクールライフ事業」を進めてきました。「豊かな心を育てる」というテーマを前にして、本校は「言葉」に着目し、総合的な学習の時間を利用し、コミュニケーションの専門家による講演会の開催、幼稚園や福祉施設での読み聞かせなど「言葉(日本語)」に対する意識を高める働きかけをしています。また、始業前10分間の朝読書や漢字学習にも力を入れ、語彙の獲得と文脈での語彙の活用能力の向上を目指して指導しています。漢検は、これらの取り組みの成果を客観的な指標で測るという位置付けで導入し、現在は多くの生徒が積極的に受検しています。生徒たちにとって、高校での学びはあくまで通過点に過ぎません。大切なのは、将来社会に出ても決して色あせることのない汎用的な能力を身に付けること。それは、「言葉」の力によって培われた心豊かな人間性であると考えています。本校での様々な仕掛けを生かすことで、将来社会で活躍できる人材となってくれれば、教員にとってこれ以上の喜びはありません。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。