団体受検 取組事例(小・中・高 等)
高校
漢検受検を通して、自ら目標を設定しそれに向かって挑戦する意欲を養って欲しいと思います。/高校/東京
関東 / 東京
[公立] 東京都立永山高等学校
学校長 上野 勝敏 先生
写真:学校の様子 本校は、『茶髪禁止の永山高校』『面接試験に強くなる永山高校』『部活動からも学ぶ永山高校』の3つの目標を掲げ、生徒の「豊かな人間性」を培い「健全な心身」を伸長させる教育を実践することで、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
『面接試験に強くなる永山高校』実現のための教育活動を開始したのは平成22年度からです。昨今の経済状況特に高校生大学生の就職状況を受け、高校時代に身に付けた総合的な力を、進路の自己目的を達成する場(面接試験)で発揮させたいと考えています。そのため、生徒には調査書と履歴書で高校生活の充実を示すことができる客観的指標として、社会から評価される検定試験に積極的に挑戦するよう指導しています。「検定試験による資格取得者300名を目指す」という数値目標を学校経営計画に盛り込み、全教員で生徒の検定試験取得を支援しています。その一環として、通い慣れた学校で様々な資格・検定を受検できるよう体制を整えています。平成22年度より今まで学校では取り扱っていなかった検定試験も学校で実施することにしました。漢検は以前より国語科中心に希望者制で行っていましたが、資格検定に挑戦するきっかけ作りとして学校全体で取り組む体制に変更し、1年生必須受検を開始しました。生徒達には、漢検受検によって自ら目標を設定しそれに向かって挑戦する意欲や努力する姿勢を養って欲しいと考えています。
参照:漢字検定実施のお知らせ 漢字学習・漢検受検への意欲喚起のため、毎週発行している学校だよりの裏面には、漢字問題を約十問出題しています。また、継続学習を促すため、次回の漢検の検定日を定期的に記載しています(プリント参照)。
11月に1年生全員(265名)で漢検に挑戦しましたが、社会で通用する基礎的な漢字活用力・語彙力を身につける一助になったと感じています。また、検定試験に関する興味が高まり、今年度から学校実施を開始した秘書検定や書写検定などへの挑戦の声も挙がってくるようになりました。今後も漢検を含む様々な検定試験に挑戦する機会を提供し、生徒の進路実現の可能性を拓いていきたいと思っています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。