団体受検 取組事例(小・中・高 等)
高校
漢検の導入が文章力向上のきっかけに/高校/東京
関東 / 東京
[私立] 正則高等学校
神野 永治 先生
本校では、10年前より漢検の団体受検をしています。導入当初の狙いは、生徒に漢検合格という明確な目標を持たせることで、漢字学習に対する動機付けを促進したいという点にありました。
実際に漢検を導入してからは、生徒が文章中で用いる言葉がより豊かになっていきました。漢検に取り組むことによって言葉への意識が高まり、相乗的に文章の力も向上していったのです。
教員が良いきっかけを与えれば、生徒は自ら目標に向かって取り組むことができます。漢検受検という機会を提供し、はじめに生徒の背中を少し押してあげることで、生徒の学びは自転していきました。
全ての教科の基礎となる国語力
本校では、国語科のみならず、全教科において「文章作成」を意識した指導を行っています。例えば現代社会の授業では、ノートの左半分に板書事項、右半分に授業の要約文を書く方式をとり、意識的に生徒に書く機会を与えています。このように、国語力が全ての教科の基礎である、という認識が教員間で共有されているため、指導上の大きな強みが生まれています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。