大学・企業の漢検取組事例
企業
クリエイターには、語彙力・要約力・構文力は勿論、表現力も含め、極めて高い言語能力が求められます。
関東 / 東京
[企業] 松竹株式会社
取締役 関 一郎 氏
アニメーション映画を企画制作する場合、まず、様々な原作品を吟味、検討します。的確で素早い読解力が必要で、更に制作段階に入ってからは、原作者、演出者、プロデューサー、監督、ディレクター等、多数のクリエィター間におけるコミュニケーションのスピードと正確さが極めて重要となります。その作品の表出する「世界観」をブレなく共有出来ているかどうかが鍵となるからです。
こういった作品の持つ「観」を共有するには豊富な『語彙力』は必須ですし、「伝えたいこと」のポイントを絞り込む『要約力』も重要になります。更に、アニメの中にある「仮想現実」を構築していく為には、論理的な『構文力』も外せない要素となります。
何百万人という観客の涙の裏側には、膨大なコミュニケーションの積み重ねがあります。
そういった背景から、採用時には、「エントリーシート」上で一定のテーマについて論述して頂き、語彙力・要約力・構文力・論理力等を拝見しております。
語彙・要約・構文等の反復訓練による「読み・書き」を中心としたコミュニケーション能力の向上は、クリエィティブな職業を目指す方々には必須と言えるでしょう。更に、多くの文学・歴史・映画等にふれて社会に対する様々な「観」を持っている方は魅力的ですね。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。