「今年の漢字®」30周年記念特別展示in奥州市

江刺開発振興株式会社 伊藤嘉啓様、奥州市副市長 小野寺隆夫様、漢検協会常任理事 髙瀨康雄
今回奥州市に特別展示される「金」は2024年の第1位の漢字に選ばれた一字です。
2024年は、パリオリンピック・パラリンピックで日本人選手が多くの金メダルを獲得したことや、政治家の裏金問題、止まらない物価上昇など、良い意味でも悪い意味でも「金」が目立った年でした。
そのような中で「金」を応募された理由の中に、大谷翔平選手による史上初の50-50の達成、三度目のMVP獲得の快挙に、「値千金の活躍」「金メダル級の偉業」といった声が多く寄せられました。
このことから、奥州市より声をかけていただき、大谷選手のふるさとである奥州市での大書の展示が実現しました。
- 日本漢字能力検定協会のコメント 常任理事 髙瀨康雄
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「今年の漢字®」30周年特別展示を、奥州市にて開催できましたこと、心より嬉しく存じます。
2024年「今年の漢字®」では大谷翔平選手の活躍に感動する声が多く寄せられました。
このたび、ふるさとである奥州市の皆様とご縁をいただき、誠にありがとうございます。
明日からのメジャーリーグ開幕戦でのさらなる活躍も期待しております。
「金」はこれまで5度「今年の漢字®」第1位に選ばれていますが、毎回異なる理由で選ばれており、漢字が持つ多義性を改めて感じます。
また、奥州大使も務めておられます京都・清水寺の森貫主の書は、同じ「金」でも毎回異なる書風で表現されており、2024年の「金」をもまた独自の書として仕上がっております。
ぜひ、大きな書でご覧いただけますと幸いです。今後も、「漢字・日本語への興味関心」をより一層高めてもらえるよう、尽力してまいります。
- 奥州市のコメント 市長 倉成淳様
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奥州市では、多くの偉人を輩出しており、本市出身のヒーローといえば、いまや野球界の顔となった大谷翔平選手もその一人ですが、古くは平安時代、朝廷に勇敢に立ち向かった地元の英雄アテルイ・モレがいました。
この縁により、京都・清水寺の森清範貫主に「奥州大使」を務めていただいております。
森清範貫主は、日本漢字能力検定協会が毎年発表する「今年の漢字®」を揮毫することで全国的に知られている方です。
そのような著名な方から本市の情報発信や発展のための助言をいただけることは、大変光栄なことです。
さらに、本市では、偉人の他にも南部鉄器などの伝統工芸品、前沢牛や江刺りんごなどブランド力の高い良質な農畜産物も大変有名です。
皆様の心が輝けるような、そして金字塔を打ち立てられるような感動を奥州市からお届けできるようこれからも努めてまいります。
展示スケジュール
- えさし藤原の郷 ロケ資料館
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2025年3月17日(月)~8月31日(日)
- 奥州市埋蔵文化財調査センター
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2025年9月8日(月)~11月3日(祝・月)
- 奥州市役所本庁
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2025年11月10日(月)~2026年2月20日(金)