「逸」は、ウサギ(兎)と、足の動作を表す⻌(しんにょう)からできていて、ウサギにするりと抜け去られた、つまり「走る」「逃れる」「取り逃がす」という意味をあらわす漢字なんだ。そこから、正規のルートから逸それるという意味が生まれ、さらには世の中の枠を超えたすぐれた人・ものをあらわす「逸材」「逸品」などの熟語が生まれたんだよ。手に入らなかったからこそ、“逸品”に思えるということもあるよね!