「禅問答」とは、禅宗において、修行僧が師と問答を繰り返すことにより教義を会得するという修行法の一つだよ。ちゃんとした「正解」があるわけではなく、ひたすら考え続けることによって悟りに至ることができるというものなんだ。しかし、そのやりとりがきわめて抽象的で難解なことから、わかったようでわからない難解な受け答えや、問いと答えがちぐはぐな会話をたとえて言うときにも使われるようになったんだよ。