美しくきらびやかなことを表す「麗」という漢字は、左右のツノがきれいにそろっている牡鹿の姿からできたんだ。立派なツノを持つ鹿は、王座の例えに使われるなど、昔の中国では特別な動物とみなされていたんだよ。ちなみに、「鹿」の字を含む「麒麟」は、よい政治が行われているときに現れるとされる想像上の動物で、「麒」がオス、「麟」がメスだと言われているぞ。