「換骨奪胎(かんこつだったい)」は
けなし言葉ではない
換骨奪胎とは、骨を取り換え、胎盤を奪うという意味で、外形は元のままでも中身を変えることをあらわしているんだ。詩文の創作法の一つで、古人の作品の発想や形式を利用しながら、自分なりの創意を加えることで独自の作品を作り上げる手法だよ。
他人の作品を利用しているけれど、そこから独自性のある作品に仕上げるれっきとした創作法なんだが、最近では「過去のものに少し手を加えただけ」「他人の作品の二番煎じ」というようなマイナスイメージで使われることも多くなっているので、使う文脈には注意したほうがいいぞ!