「諸行無常」とは、この世のすべての事物はつねに変化していて、永久不変のものはない、という仏教の根本思想だ。「人生ははかない」という意味で一般にも使われるね。思いやりがない、人間らしさがないという意味の「無情」と書き間違えやすいが、一定のままではない、という意味の「無常」が正しいぞ。ちなみに、「諸」は万物、すべてのもの、「行」は動くという意味だ。行い、しわざという意味の「所業」とも混同しないようにね!