霧・靄・霞・露・霜を区別しよう
冬の早朝などに白い煙のようなものが発生したとき、「霧きりが立ちこめる」「靄もやでかすむ」などと言うね。どちらも空気中の水蒸気が細かな粒となって浮遊して視界が悪くなった状態だが、気象用語的には視界が1km未満のものを「霧」、1km以上10km未満であれば「靄」と使い分けているよ。また、視界をさえぎるものが砂や煙など細かい粒子のものであれば「霞かすみ」と言うんだ。
ちなみに、水蒸気が冷えて、葉や屋根など物の表面に水滴となってついたものが「露つゆ」で、凍ると「霜しも」になるぞ。