一回手を挙げ、一回足を投げだす(前へ踏みだす)という動きを表す言葉だが、実際の動きを言うのではなく、ちょっとした行動、つまり「わずかな労力」を意味する言葉なんだ。中国の韓かん愈ゆという人が、助けを求める手紙の中で使ったのが始まりと言われるぞ。 しかし今では「彼の一挙手一投足を見逃すまいと見つめた」というように、「ささいな動作の一つひとつ」という意味で使われることが多いようだね。