「せまい/せばめる/せばまる」のつくりである「夾」は、大きな人の両脇を小さな人がはさんだ様子をあらわしていて、それだけでも「はさむ」「せまい」という意味があるんだ。そこにさらにけものへんをつけることで、けもの=犬しか通れないぐらいという意味を加えて、「せまい」をあらわす漢字になったんだ。 「挟」は、手(わき)にはさむこと、「峡」は、山にはさまれた谷のこと、「頬」は、顔を両側からはさんでいるほおのこと、なども同じように作られた漢字だね。