「象」という漢字は、動物のゾウの姿から作られているんだ。ゾウはとても大きくて目立つ形をしているから、「かたち」「すがた」「目に見えるしるし」を意味するようになったんだよ。だから動物の「ゾウ」とは関係ないけれど、目に見える自然を写した姿のことを「気象」、行為の目標となるしるしのことを「対象」といって、「象」の字を使うんだ。 ゾウににんべんがついた「像」は、人間や、実際の何かの姿に似せたものを表していて、「仏像」「銅像」などと使われるね。