「あらわす」を書き分ける
「あらわす」と書く漢字に、「著」と「表」と「現」があるね。
同じ「あらわす」でも、自分の理論や考えたことなどを、論文や小説などの著作物の形にまとめて発表するときは「著」を使うんだ。
「表」は、目に見えない気持ちや考えなどが具体的な形でおもてに出てきたときに使い、「現」は、それまで見えていなかった姿や形がはっきりと見えるようになったときに使うんだ。たとえば、「喜びを表情に表す/勉強の成果が点数に表れる」「山に隠れていた月が姿を現す/想像もしていなかった正体が現れた」と使い分けるよ。