始終と終始、前後が変わると意味も変わる?
どちらも「始めから終わりまで」という意味があるが、使い方には微妙な違いがあるんだ。
「始終」は、一定の時間軸のなかで何度も起こることで、「いつも」「絶えず」と言い換えられるぞ。「終始」は、一定の時間軸のなかで、「ずっと」「常に」「最後まで」続く、続けるという意味で使われるね。
両方の例文を比べてみると、わかりやすいんじゃないかな?
「食事の間、父は始終タバコを吸っている」「あの道路は始終工事をしている」
「そのパーティーは終始笑顔が絶えないものだった」「今回の旅行は終始天候に恵まれなかった」