あらゆる企業の業務円滑化につながる文章力
株式会社オリエント総合研究所
教育事業部 森浩史 様
会社プロフィール
事業内容:クレジット業界の調査研究・分析ならびに通信教育の運営・管理
代表者:代表取締役 伊丹 薫
所在地:〒102-8503 東京都千代田区麹町5丁目2番地1 オリコ本社ビル6階
設立:1985年2月
従業員数:17名(2022年4月1日時点)
HP:https://www.orico-research.co.jp
消費者信用産業唯一のシンクタンク
株式会社オリエント総合研究所は、株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)のグループ企業で、消費者信用産業唯一のシンクタンクとして設立されました。経済動向・消費動向・技術動向の調査分析など、消費者信用産業に関する調査を行っています。多様な情報を収集し付加価値の高いサービスとして提供することによって、オリコグループを中心とするさまざまなステークホルダーに貢献することが使命です。
私たち教育事業部では、オリコのグループ会社社員が顧客に対して最適な商品・サービスを提供できるよう、専門知識から汎用スキルの習得まで、人材育成や能力開発を幅広くサポートしています。
論理的文章力育成コンテンツ導入の経緯
当社では、オリコのグループ会社社員の能力育成機会の充実と、社員同士のつながりの創出を目的に、オープンカレッジと銘打った合同研修会を毎年、定期的に開校しています。
オープンカレッジの研修テーマは、各社の状況をヒアリングし、共通して必要な能力を洗い出して設定しています。今回のヒアリングでは、以下のように文章力に関するニーズが複数聞かれました。「コロナ禍でメールによるやり取りが増えており、メールを的確に書けるようにしたい」「稟議書・報告書・企画書など、様々な社内文書を作成するが、内容の指摘や修正で多くの手戻りが発生している。手戻りを減らし業務の効率を高めたい」「文書の朱入れを行う上司・先輩の指導が属人的で、時間がかかっている。朱入れの方針を統一したい」
そこで、今回のオープンカレッジでは、自身で社内文書やメールを作成し、部下・後輩への指導も行う管理職手前のベテラン社員をメインターゲットに、文章力育成の研修を実施しました。
導入形態
開校の約半年前に文章力育成をテーマに決定し、グループ会社各社への周知と開催日程の調整を行いました。セミナーは、対面とオンラインのハイブリッドで実施。参加した6社のうち参加者数が最多の会社に講師を派遣し、他5社の参加者はオンラインで受講する形態です。感染症予防のために全員を集合させることはできませんが、対面の方がより理解が深まると考え、このような方法を採りました。開校前日には現地で環境確認(デバイス、通信状況等)を行い、当日は、トラブルなく実施することができました。
論理的文章力育成コンテンツの良かったポイント
実は、以前のオープンカレッジで基礎的な文章力を学べる研修を実施したことがあります。ビジネス文書のフォーマットや正しい言葉遣いなどを座学で学ぶ内容だったのですが、参加したグループ会社から、「基礎的すぎる」「解説を聞くだけではなくワークにも取り組みたい」といった声が上がりました。 漢検協会のセミナーは、論理的文章を書くためのメソッドを体系的に学ぶことができ、あらゆるビジネス文書の作成や指導に活かせます。また、参加者が実際に文章を作成するワークも多く含まれており、グループ会社からの要望に応えられる内容だと思いました。
開催後、参加者にアンケートを実施したところ、今回の学びが「自身の文章力向上に活用できそう」と回答した参加者が97%、「部下・後輩の文章指導に活用できそう」と回答した参加者が92%と高評価でした。加えて、「“相手にとって理解しやすい文章”を作成する意識を持つようになった」「文章を書くプロセスを学ぶことで、自分の不得意な点が分かった」「自身の文章力が測定できるアセスメントも受講したくなった」というコメントも寄せられています。今回の学びを実務で活かしていくことで、各自の業務改善を期待しています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。