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ビジネスで、学校で、困った問題どう解決?教えて!文章検先生

高校生・中学生編

課題作成で失敗した!情報を集めたら、伝えたいことを整理しよう

1:先生:自分たちの町の名物について調べたものをグループで整理して3分で発表してください。町の人にも外から来た人にも簡単に魅力が伝わるようにしてください。 生徒達:名物は何でもいいですか? 先生:自由です。完成したプレゼン資料は、町の観光課に提出予定です!

2:沙織さん:うちの町の名物って何だろうね? 孝宏くん:とりあえず、各自で調べてきて、それを見ながら作ることにしようか。 由香さん:じゃ、3日後の放課後集まろ!

3:3日後 沙織さん:孝宏くんはお城について調べてきたんだね。私は今話題のスイーツについて調べた。由香ちゃんは? 由香さん:大公園について。観光名所だからね。 孝宏くん:このお城に展示されてる鎧がめちゃくちゃかっこいいんだよ! 沙織さん:いっぱい情報があった方が町の特徴もわかりやすいよね。 由香さん:せっかく調べたんだしね。

4:沙織さん:全員の調べたこと全部入れたし、力作になったね! びっしり。 先生:どれどれ?うーん…。なんだか3つの資料ができたみたいですね…。情報を整理して、何を伝えたいか明確にして全体の構成を考えて、1つにまとめてみてください。

沙織さん:よく出来たと思ったのに…。どうしたらいいんだろうね?

文章検先生:みんな悩んでいるけど、どうしたの?

由香さん:課題の資料が再提出になってしまったんです。

孝宏くん:先生はもう一度まとめてって…。でも、どこがよくないんだろ…。

文章検先生:ちょっと見せてくれる?あぁ、これはわかりにくいわね。それぞれが言いたい事をただ書き込んでいるだけに見えるもの。資料を作成する前に、何をどう書くか整理したのかな?

由香さん:いえ、いっぱい情報があった方がいいと思って全部入れたんです。

文章検先生:誰かに読んでもらうためには、たくさんある情報をすべて書くのではなくて、しっかり整理して情報に濃淡をつけることが大事よ。読む人に何を伝えたいかを念頭に、どのような情報をどのくらいの分量でどんな順番で載せるのか、を考えてね。

沙織さん:確かに私たちが作ったものだと、結局何が名物で、どこが魅力なのか、わかりにくいですね。

由香さん:話の流れもわからないし、重複部分も結構ありそう。

孝宏くん:すっきりわかりやすくをめざして、やり直します!

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